(※写真はイメージです/PIXTA)

本記事は、東京海上アセットマネジメントのマーケットレポートより転載したものです。

長期にわたって、航空旅客需要と電力消費量は拡大

世界の航空旅客輸送は2019年まで、米国同時多発テロ、SARS(重症急性呼吸器症候群)、リーマン・ショックなど、さまざまな危機を乗り越えて長期にわたって堅調に拡大してきました。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、世界の航空旅客輸送は2020年に大きく落ち込みましたが、その後、回復傾向となっています。

 

IATA(国際航空運送協会)では、世界の航空旅客業界は2024年に2019年の水準を回復すると予想しています。今後、空港インフラは、レジャーを中心にコロナ禍における行動制限の反動による回復が見込まれ、収益の拡大が期待されます。

 

世界的な人口増加や経済成長に伴い、世界の電力消費量も中長期にわたって安定的に拡大しています。電力は、日々の生活に不可欠であり、景気が落ち込んだとしても、底堅い需要が期待されます。

 

新興国を中心とした人口増加や所得水準の向上に加えて、社会のデジタル化の進展などを背景に、今後も電力需要は増加する見込みで、公益企業の良好な収益環境が続くことが期待されます。

 

[図表3]世界の航空旅客輸送の推移/[図表4]世界の電力消費量の推移
[図表3]世界の航空旅客輸送の推移/[図表4]世界の電力消費量の推移

インフラ株式のキャッシュフローは拡大する見通し

インフラ株式の主要銘柄のEBITDA(キャッシュフロー)は2019年まで、中長期にわたって安定的に拡大してきました。

 

新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けましたが、インフラ株式の主要銘柄のEBITDAは、この難局を乗り越えて以前の水準に戻り拡大しています。2023年以降のEBITDAはコロナ禍の行動制限解除による人々の移動の活発化等を背景に、拡大すると予想されています。

 

高インフレや金利上昇懸念、米欧金融不安など、不安定な市場環境が続くなか、インフラ株式は、業績がインフレ率や景気に左右されにくく、比較的安定した収益が期待されることから、中長期的に魅力的な投資対象になることが考えられます。

 

[図表5](ご参考)インフラ株式の主要銘柄のEBITDA
[図表5](ご参考)インフラ株式の主要銘柄のEBITDA

 

※上記には過去の実績および東京海上アセットマネジメントの見解が含まれる場合がありますが、将来の動向等を示唆・保証するものではありません。

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご留意事項】をご参照ください。ページに見当たらない場合は関連記事『不透明な市場環境のなか、世界インフラ株式は底堅く推移~安定した収益やインフレ耐性が期待できるインフラ株式~』をご覧ください。

 

 

東京海上アセットマネジメント株式会社

 

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