児童手当の制度とは
最初に、児童手当の制度がどういうものか、おさらいしておきましょう。
児童手当は、中学校3年生以下の児童を養育している人を対象に支給される手当です。
支給額は以下の通りです。
![内閣府HP「児童手当制度のご案内」より](https://ggo.ismcdn.jp/mwimgs/e/7/500/img_e71fbe9ef772b388790a71ad914c2f7457270.jpg)
児童手当の所得制限
児童手当の所得制限には、「所得制限限度額」「所得制限上限額」の2つの段階があります。紛らわしいですが、それぞれについて区別して理解する必要があります。
◆所得制限限度額
第1段階の「所得制限限度額」は、児童手当を満額受け取れるか否かを画するものです。
これは、「世帯主」の「所得」と「親族の数」に応じて定められています(【図表2】)。
![内閣府HP「児童手当制度のご案内」より](https://ggo.ismcdn.jp/mwimgs/5/d/650/img_5df4e9d7fba3d74dff619d2880a8e92f170647.jpg)
◆所得制限上限額
第2段階は「所得制限上限額」です。これは2022年10月給付分から設けられた基準です
これは、「所得制限限度額」を超えた人が、「1ヵ月あたり一律5,000円」の「特例給付」を受け取れるか否かを画するものです(【図表3】参照)。
![内閣府HP「児童手当制度のご案内」より](https://ggo.ismcdn.jp/mwimgs/f/4/550/img_f40662a601454584eda6ec602e561750210497.jpg)
よくいわれる「年収1,200万円以上だと特例給付を受け取れない」というのは、このことを意味しています。