カブトムシのタンパク質は「牛、豚、鶏の3倍以上」…餌は廃棄物、成長したら食用にすることで、食料危機の解決を目指す

カブトムシのタンパク質は「牛、豚、鶏の3倍以上」…餌は廃棄物、成長したら食用にすることで、食料危機の解決を目指す
(※写真はイメージです/PIXTA)

企業の62.3%、約174万社*が赤字を抱え苦境に立たされている一方、「社会課題」をビジネスの力で解決している企業はケタ違いの急成長を続けています(*国税庁「令和2年度分 会社標本調査結果について」より)。食料危機、大量廃棄、環境破壊…いま目の前にあふれている社会課題が、いかにあなたを成功に導くビジネスチャンスとなりうるのか。SDGsジャーナル 深井宣光氏の著書『SDGsビジネスモデル図鑑 社会課題はビジネスチャンス』(KADOKAWA)より一部を抜粋し、実際のビジネスモデルから学びましょう。

今後は「昆虫タンパク質市場」で売上規模300億円を狙う

有機廃棄物処理と世界の食料危機を救う畜産に代わるタンパク質食品として注目されている昆虫食。グローバルインフォメーション「昆虫タンパク質の世界市場(2022年~2027年)」によると、2027年の昆虫タンパク質の世界市場規模は約13億8,655万米ドル。これは、2021年の3億4,287万米ドルと比べると、約10億米ドルも上がる試算です。

 

出所:深井宣光著『SDGsビジネスモデル図鑑 社会課題はビジネスチャンス』(KADOKAWA)
[図表2]昆虫タンパク質の市場の規模 出所:深井宣光著『SDGsビジネスモデル図鑑 社会課題はビジネスチャンス』(KADOKAWA)

 

TOMUSHIは今後、この巨大市場を狙い、カブトムシ由来のタンパク質開発へ投資を進めます。同社が生産するカブトムシの原料はすべて有機廃棄物。大量のカブトムシを育てることで有機廃棄物処理という社会課題を解決しながら、食べれば食べるほど廃棄物を減らす代替肉商品の開発を行います。

 

世界の資源不足を、好きでたまらない「カブトムシ」と「ビジネス」の組み合わせによって解決し、持続可能な社会を実現する。そんな夢のような挑戦が、今、秋田の双子の兄弟によって夢物語ではなくすでに始まっています。

 

 

SDGsジャーナル 深井 宣光

 

一般社団法人SDGs支援機構事務局長。SDGs/社会課題解決専門ビジネスメディア「SDGsジャーナル」を運営。社会課題解決型のスタートアップ専門ビジネスメディア「Startup-Japan」代表。SDGsを専門知識ゼロでもわかるやさしい言葉で伝え続け、わかりやすいだけでなく行動を喚起する解説者として注目を集めている。経済産業省関東経済産業局のベンチャー支援事業のサポーターや、各種メディア、企業でのSDGs/サステナブル企画の企画・監修のほか、講演、執筆など多岐にわたって活動。著書に『小学生からのSDGs』(KADOKAWA)がある。

 

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    ※本連載は、SDGsジャーナル 深井宣光氏の著書『SDGsビジネスモデル図鑑 社会課題はビジネスチャンス』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集したものです。

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