カブトムシのタンパク質は「牛、豚、鶏の3倍以上」…餌は廃棄物、成長したら食用にすることで、食料危機の解決を目指す

カブトムシのタンパク質は「牛、豚、鶏の3倍以上」…餌は廃棄物、成長したら食用にすることで、食料危機の解決を目指す
(※写真はイメージです/PIXTA)

企業の62.3%、約174万社*が赤字を抱え苦境に立たされている一方、「社会課題」をビジネスの力で解決している企業はケタ違いの急成長を続けています(*国税庁「令和2年度分 会社標本調査結果について」より)。食料危機、大量廃棄、環境破壊…いま目の前にあふれている社会課題が、いかにあなたを成功に導くビジネスチャンスとなりうるのか。SDGsジャーナル 深井宣光氏の著書『SDGsビジネスモデル図鑑 社会課題はビジネスチャンス』(KADOKAWA)より一部を抜粋し、実際のビジネスモデルから学びましょう。

ピッチコンテストでも連戦連勝

同社は世界初のカブトムシの大量生産に成功した企業として、テレビ、新聞、雑誌等に多く取り上げられてきた他、ビジネスコンテストでも連続で優勝を果たしています。

 

2020年3月、『秋田銀行ビジネスプランコンテスト』で優勝した後、2022年3月に開催された『秋田IBピッチコンテスト「NExT10」』、同年4月に開催された『OPEN PITCH Vol.21』で立て続けに優勝を果たします。さらに、2022年9月には、JR東日本スタートアップ運営の「未来変革パートナーシッププログラム」に採択されました。

 

カブトムシをサステナブルな昆虫食として広く知ってもらおうと、昆虫イベントの開催も続けています。2023年には全国20ヵ所、2024年には全国50ヵ所での開催を計画しています。

次ページ今後は「昆虫タンパク質市場」で売上規模300億円を狙う

※本連載は、SDGsジャーナル 深井宣光氏の著書『SDGsビジネスモデル図鑑 社会課題はビジネスチャンス』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集したものです。

SDGsビジネスモデル図鑑 社会課題はビジネスチャンス

SDGsビジネスモデル図鑑 社会課題はビジネスチャンス

SDGsジャーナル 深井宣光

KADOKAWA

【急成長ビジネスに学ぶ「成功法則」】 筆者はこれまで、社会課題解決に取り組む起業家、企業、自治体、NPO、国際機関、社会活動家などを対象に、900事例以上の取材・調査・研究を行ってきました。 その中でも特に注力して…

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