(※写真はイメージです/PIXTA)

「年収200万円以下」の人が「年収450万円」を目指すのと、「年収2000万円」の人が「年収1億円超」を目指すのではそのやり方は違う──そう語るのは、預金残高391円だったところから年収1億円、資産10億円となり、日本人のトップ1%に入る富豪となった末岡由紀氏。過去5万部のベストセラー本も著書に持つ。本稿では、投資のテクニックから資産配分の最適化まで記された末岡氏の著書『預金残高391円だった僕が資産10億円になれた お金の引力』より、以下一部編集・抜粋してお届けする。

二足の草鞋で「年収1800万円」に

どんなに一生懸命働いても年収450万円にならないような仕事なら転職も視野に入れるべき、と別の章で話している。

 

でも仕事の価値は年収だけでは決められない。どうしてもその仕事が好きで続けたいなら、仕事をやりながら別の方法で並行して稼ぐ方法がある。その方法が、ここで話してきた資産を持つことなんだ。

 

たとえば僕の知人は、以前は大型量販店の営業として働いていた。どんなに頑張って成績を伸ばしても、年収はそれほど上がらなかった。そこで思い切って不動産投資を始めた。7年後には、アパート10棟、戸建て2棟、マンション103室、テナント3件を所有し、年収は約1800万円に達した。

 

彼は今、本来やりたかった農家の仕事を続けながら、不動産が生む利益を得ている。農家の仕事だけでこの年収を得るのはむずかしいだろう。だが、不動産ビジネスと並行することで、本来やりたかった仕事をしつつ年収1800万円を得られているのだ。

 

このように資産を持てば、たとえ年収の低い仕事だとしても、それを続けながら別の収入を得られるんだ。ただし所有している資産が利益を生むように管理するには、それなりの資金と時間、そして体力と気力が必要だ。

 

勤務時間が午前9時から午後5時までなどと決まっている職場では、一日働けば、体力も気力もそれなりにヘトヘトになるだろう。資産を管理するエネルギーはどれくらい残るだろうか。

借金総額は「約6億円」

ちなみに、知人の彼が資産を所有・管理するために借入した総額は約6億円。「借金」の考え方を学んだことのない君にとっては、きっと驚きの額だろうね。不動産ビジネスの世界では特別に大きな額ではないけれど、それでも約6億円を管理するためには相応の時間と労力、集中力が必要になる。

 

これを会社員としての仕事と並行してどこまでできるかと考えると、会社員にはそれほど時間やエネルギーが余るとは思えない。つまり、お金持ちになろうとするとき、やはり会社員という立場は非常に不利なんだ。

 

そして実際、日本で資産1億円以上のお金持ちは、芸能人やスポーツ選手などの特殊な技能を持つ人が全体の2割、企業経営者が4割、不動産所有者が4割なのだそうだ。

 

だから君が本当にお金持ちをめざすなら、僕は起業を勧めたい。

 

僕は32歳のときに起業したけれど、起業はもっと早い時期、若ければ若いときほどいいと思っている。高校生起業家も全国で少しずつ増えている。僕は全国の大学で無料講演会をしているので、興味がある人は聞いてほしい。

 

〈年収2000万円になるためのお金の知識〉

お金持ちをめざすなら起業がいい

 

お金の引力

お金の引力

末岡 由紀

サンマーク出版

お金持ちの人とお金持ちではない人の“中身”はそう変わりません。 ずば抜けた才能や、恵まれた環境など関係なく、 お金持ちになることはできるのです。 では、お金持ちになった人は何をしたのでしょうか。 それは「お金の…

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