(※写真はイメージです/PIXTA)

「年収200万円以下」の人が「年収450万円」を目指すのと、「年収2000万円」の人が「年収1億円超」を目指すのではそのやり方は違う──そう語るのは、預金残高391円だったところから年収1億円、資産10億円となり、日本人のトップ1%に入る富豪となった末岡由紀氏。過去5万部のベストセラー本も著書に持つ。本稿では、投資のテクニックから資産配分の最適化まで記された末岡氏の著書『預金残高391円だった僕が資産10億円になれた お金の引力』より、以下一部編集・抜粋してお届けする。

「エンジェル投資」が秘める可能性

人生の平均時給を一気に押し上げてくれる可能性を秘めているのがエンジェル投資だ。年収が1億円以上になった今、僕はエンジェル投資がひとつのライフワークとなっている。

 

エンジェル投資とは、創業間もない若い企業や上場していない企業に対し、その成長を見込んで個人で行う投資のこと。

 

一般的な株式投資は証券会社を通じて行うが、エンジェル投資は基本的に個人が企業に直接投資する。投資の見返りとしては、その企業の株式などを得る。そしてその企業がM&Aや、上場を果たした際などに利益を得られる可能性があるのだ。

 

エンジェル投資の魅力のひとつは、そのリターンの大きさだ。もちろん投資だからリターンがなく、結果マイナスになる場合もある。

 

しかし成功したときのリターンは、一般投資と比べものにならないほど大きくなる可能性があるのだ。

 

証券会社で売買を行う一般株式投資は、投資した額の3倍のリターンがあればいい方だ。だがエンジェル投資の場合、それが1000倍になることもあり得る。

 

たとえばアメリカのエンジェル投資家のジェイソン・カラカニス氏が、あのUber Eats を運営するUberの起業時に約1000万円を投資し、その後約100億円のリターンを得たというのは有名な話だ。彼はじつに投資額の1000倍の利益を得たんだ。

エンジェル投資のもう一つの魅力

このように、エンジェル投資は投資額が大化けする可能性を秘めている。でも僕がエンジェル投資に魅力を感じるのはそれだけではない。

 

エンジェル投資には、株主として、投資先の会社を育てていくという楽しみがある。当事者として、経営者や他の応援する者たちと一緒に知恵を出し合い、みんなと夢を分かち合うことができるのだ。

 

僕は現在、渋谷にあるIT企業と、北海道出身の、AIで健康を診断するアプリ開発を行う企業など22社にエンジェル投資を行っている。

 

2社ともM&Aも上場もしていないためまだ大きな利益は生まれていないが、今後の成長が楽しみだ。いずれ僕の「人生の平均時給」をドカンと上げてくれることを祈っている。

 

ちなみに、このエンジェル投資、以前は資金に余裕のある富裕層向けの投資といわれていたが、最近ではより少額で始められリスクもより抑えられるクラウドファンディング型の投資もある。まずはここから始めてもいいだろう。

 

年収1億円になるためのお金の知識

夢を分かち合える「エンジェル投資」を始めよう

 

お金の引力

お金の引力

末岡 由紀

サンマーク出版

お金持ちの人とお金持ちではない人の“中身”はそう変わりません。 ずば抜けた才能や、恵まれた環境など関係なく、 お金持ちになることはできるのです。 では、お金持ちになった人は何をしたのでしょうか。 それは「お金の…

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