「投資信託は低リスク」という“常識”の落とし穴…気鋭の経済ジャーナリストがあえて投信より「株式投資」を推す理由

「投資信託は低リスク」という“常識”の落とし穴…気鋭の経済ジャーナリストがあえて投信より「株式投資」を推す理由
(※写真はイメージです/PIXTA)

投資においてはよく「投資信託」の「長期・分散・積立投資」が推奨されます。個別の株式に投資するよりも低リスクで大きなリターンが期待できるとされています。しかし、東洋経済新報社で編集委員を務める経済ジャーナリストの田宮寛之氏は、投資信託ではなく、あえて個別の株式に投資することを推奨します。なぜなのか。田宮氏が著書『ビジネスエリートが実践している 教養としての企業分析』(自由国民社)において解説します。

株式購入で企業を見る目を養う

また、株を買うと、将来のために経済の勉強ができると思います。

 

投信を買うときに検討するのは値段、手数料、過去の運用成績といったところでしょう。

 

しかし、個別の株を買う場合は、その企業の業績、資産内容はもちろん、ビジネスモデルや技術力など様々なことを調べることになります。

 

ここで、企業を見る目を養うことができます。

 

また、株を購入した後はその企業に関連する新聞記事やニュースを見ることが増えるでしょう。

 

株価は社会のあらゆることがらを反映して動きますので、国際情勢、景気動向、為替レート、関連業界の動きなどもチェックしたくなるはずです。

 

株式投資をした結果、社会全体への関心が高まり、知識が増えます。株を保有していれば、その企業の株主総会に出席する権利があります。自分の会社の株主総会でさえ、出席したことがない人が多いと思います。

 

株主総会はその会社で最も重要な会議です。

 

自分の会社ではない、しかも上場企業の株主総会に出席することはビジネスパーソンにとって貴重な経験となるでしょう(100株未満で株主総会に参加できるかどうかは企業に確認する必要があります)。

 

 

田宮 寛之

東洋経済新報社

記者・編集委員・経済ジャーナリスト

 

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ビジネスエリートが実践している 教養としての企業分析

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自由国民社

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