「部下より“先に”あいさつ」できているか?「ドラッカーが本当に伝えたかった」“管理職に求められる10の資質”

「部下より“先に”あいさつ」できているか?「ドラッカーが本当に伝えたかった」“管理職に求められる10の資質”
(※写真はイメージです/PIXTA)

マネジメントの父ともいわれる世界的経営学者でありコンサルタントのピーター・F・ドラッカー。彼が提唱した「ドラッカー理論」は世界的に有名ですが、じつは日本では多くの企業に“誤って”捉えられていると言います。本連載は、ドラッカー研究に50年以上携わっている二瓶正之氏の著書『徹底的にかみくだいた「自己目標管理」ドラッカーが本来伝えたかった目標管理』(春陽堂書店)を一部抜粋してお届けします。

部下に対して心がけるべき「4つのポイント」

⑦すべての部下の成長を心から信じる

いつも上司から目標を与えられることに慣れてきた部下は自己目標管理の導入によって、初めて自ら目標を設定する経験をします。

 

すぐには目標を立てることが難しい部下もいるでしょう。上司が忍耐と寛容の精神をもって部下の目標設定をサポートすることも必要です。そのとき、大きな支えになるのが、部下の成長を心から信じきる誠実さです。

 

⑧部下より先にあいさつする

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

昭和世代の管理職には、部下があいさつしてくるまでは、自分からあいさつをしないことを主義にしていた人が少なからずいました。しかし、現代は、あらゆる場面で上司が部下のお手本を示す時代です。

 

あいさつは立場や役職に関係なく、気づいた側から先にするというのが礼儀の基本です。これを実行できる管理職は自己目標管理の実践においても手本を示せるはずです。

 

⑨部下の変化を見逃さない

自己目標管理を推し進めていくと、目標達成への意欲を何らかの理由で奪われてトーンダウンする部下が出てきます。

 

それを素早く察知し、適切な対応ができるためには、普段から部下観察に心を配り部下の少しの変化も見逃さないことが極めて重要です。さらに普段からなにげない声掛けが、適切なマネジメントの下地になります。

 

⑩部下の目標達成へのモチベーションのキープ

管理職の重要な仕事は、部下への動機づけであると断言する経営者は少なくありません。逆に、部下の動機づけができない管理職が多いともいえます。

 

目標達成への動機づけのポイントは、「何のためにその目標を目指すのか」という、当初の目的に意識を向けさせること。そして、その前提としての組織のミッションの重要性に回帰させることです。

 

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徹底的にかみくだいた「自己目標管理」ドラッカーが本来伝えたかった目標管理

徹底的にかみくだいた「自己目標管理」ドラッカーが本来伝えたかった目標管理

二瓶 正之

春陽堂書店

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