(※写真はイメージです/PIXTA)

今や不可欠なマーケティング手法となった「動画コンテンツ」ですが、制作費用の相場はどれくらいなのでしょうか? 動画コンテンツの費用相場を、動画広告や商品・サービス紹介といった「目的・用途別」で見ていきましょう。制作費を抑えつつ効果的な動画コンテンツを制作するポイントも解説します。

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動画制作にはどんなお金がかかるの?費用の内訳

動画は大きく分けて3つの工程で制作し、それぞれの工程に費用の細かい内訳があります。

 

まず、動画制作の主な工程は以下の3つです。

 

1. 企画

2. 撮影

3. 編集

 

では、各工程における費用の内訳を見ていきましょう。

 

【工程1. 企画】

企画の工程では、進捗や品質の管理を担うプロデューサーや演出を担うディレクターによる指揮のもと、動画の構成やシナリオを作成します。また、撮影の日程・場所・キャスティング・演出方法・使用する機材なども決定します。企画にかかる費用の主な内訳は、企画構成費とプロデューサー・ディレクターの人件費です。

 

【工程2. 撮影】

撮影の工程では、企画した構成やシナリオに基づき、動画の素材を撮影します。撮影にかかる費用の主な内訳は以下の通りです。

 

  • カメラや照明などの機材費
  • 撮影場所のスタジオ費またはロケ地のレンタル費
  • キャスティング費
  • 撮影スタッフの人件費
  • スタイリストやヘアメイクの人件費
  • 演出で利用する小道具の作成や購入費

 

遠方での撮影や数日~数週間かけての撮影であれば、車両レンタル費・交通費・宿泊費も発生します。また、アニメーションやCGを活用する場合も、この工程で制作費がかかります。

 

【工程3. 編集】

編集では、撮影した素材をつなぎ合わせ、BGMやテロップなどを挿入して演出を加えます。編集にかかる費用の内訳は以下の通りです。

 

  • 編集スタッフの人件費
  • BGMの購入や制作費
  • ナレーターの人件費
  • メディア出力費

 

編集の費用は、動画の尺や編集の複雑さ、ナレーションの有無などによって変動します。

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用途・目的別の費用相場

動画制作にかかる費用の相場は、用途や目的によって異なります。また、動画制作の依頼先は主に制作会社と個人の2つで、制作会社の方が高価な傾向にあります。

 

■セミナー・イベント動画

セミナーやイベント動画の費用は、制作会社で20万円〜80万円、個人で15万円〜50万円が相場です。写真家が1~2人程度で、セミナーやイベントの規模、動画の尺に応じて撮影期間が変動し、それに応じて費用も変動します。

 

■会社紹介動画

会社紹介動画の相場は、制作会社で30万円〜200万円、個人で15万円〜です。

 

動画を使用する場面に応じて動画の内容や演出方法がさまざまで、アニメーションやCGなどの特別な演出を入れると、短い尺の動画でも費用は高額になる傾向があります。

 

キャストやナレーターを起用するか、BGMに力を入れるかなど、費用を左右する項目が多くあります。そのため、かかる費用に幅がある動画です。

 

■商品・サービス紹介動画

商品やサービスの紹介動画は、制作会社で30万円〜100万円、個人で30万円〜が相場です。商品やサービスをよりよく見せるための演出を入れるケースが多く、アニメーションやCGを活用するケースもあります。

 

ここで紹介した動画のほか、採用動画・マニュアル動画・インタビュー動画・広告動画など、用途や目的はさまざまです。いずれの動画でも、相場は30万円〜100万円程度です。

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費用を抑えつつ、効果的な動画を制作するには?

ここでは、動画制作の各工程ごとに費用を左右しやすい項目と費用を抑えるコツを解説します。

 

【「工程1. 企画」で費用を抑えるには…】

企画の工程そのものには、費用を大きく変動させる項目はありませんが、後の工程に関わる内容を決定する段階です。企画では以下の2点を検討しましょう。

 

●素材を自社で準備する

過去に制作した動画の一部や写真などの素材が準備できると、撮影が必要な素材を減らせます。素材を自社で準備することによって、撮影期間の短縮や関わる人材の削減が可能です。自社で準備できる素材が少ない場合、フリー素材を使用することも方法のひとつです。

 

●動画の尺を短くする

尺の長い動画は、素材の数や撮影・編集にかかる時間が多く必要とする傾向にあり、その分費用も高くなりやすいといえます。動画の尺を短くするためには、観る人に伝えたいメッセージや、動画によって達成したい目的を明確にし、簡潔で分かりやすい動画の制作がおすすめです。

 

【「工程2. 撮影」で費用を抑えるには…】

撮影の工程では、以下の項目で費用に差が出ます。

 

●カメラの種類や台数とアシスタントの人数

カメラは、演出に応じて使用する数や種類を選択します。カメラの種類によっては、1台のカメラに複数人のアシスタントがつくものもあり、カメラの数やアシスタントの人数が増えるほど費用のかかるケースが一般的です。少数のカメラやアシスタントで撮影できる演出方法にすると、費用を削減できます。

 

●起用するキャスト

キャストは、起用する人数だけでなく、誰を起用するかでも費用に差が出ます。経験や実績の豊富な人であるほど出演料が高額です。費用を削減するために、自社従業員の起用も手段のひとつです。

 

●撮影の規模

大がかりなセットの使用・多くのスタッフが必要な撮影・長期間の撮影など、撮影の規模が大きいほどセットの材料・購入費や撮影に関わる人の人件費がかかります。少数のセットや人材、短期間の撮影でできる演出方法を選択すると、費用の削減が可能です。

 

【「工程3. 編集」で費用を抑えるには…】

編集では、ナレーターの起用で費用が変動します。ナレーターを起用する動画では、キャストと同様に誰をナレーターにするかで差が出ます。ナレーターの経験や実績にこだわらなければ、費用の削減が可能です。

 

動画制作の工程にかかわらず、可能なものは自社で用意し、プロの力が要るもののみを依頼すると費用を抑えられます。また、動画制作の依頼先も、個人を選択すると費用を抑えられます。

 

 

株式会社シーエムスタッフ

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※本連載は、株式会社シーエムスタッフのマーケティングコラム(https://cmstaff.co.jp/column/)を転載したものです。

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