コロナ禍における行動規制の緩さや、所得税がないことなどからドバイに移住する富裕層が急増した結果、ドバイの不動産価格は20%上昇しました。しかし、世界の富裕層は投資のために不動産を購入することはないといいます。ドバイ在住のミリオネアの高嶋美里氏の著書『ドバイ式! 資産が0から1億円に殖える究極の投資スキーム 一生お金に困らなくなる3つのステップ』(つた書房)より紹介します。
不動産を購入する際の注意点
あなたもいつか富裕層になり、ドバイに不動産を購入したいと思う日が来るかもしれません。移住のための住居か不動産投資かわかりませんが、いずれにしてもドバイで不動産を購入する際は、詐欺に気をつけてください。信用できる人の伝手などを使うなどして、十分に注意してほしいと思います。
日本人は英語が苦手な方が多いため、日本人に騙されるケースが多いです。要注意人物として名前が公表されている人もいるので、固そうな不動産系の投資であっても容易に信じないようにしてください。
先日も詐欺にあった日本人がいました。その人は、私が購入したのと同じ物件をとある日本人女性から買ったのですが、お金を支払ったのにオクードを貰っておらず、調べてみると登記もされていませんでした。騙した日本人女性とはSNSで知り合ったらしく、もう連絡も取れないとのことでした。日本の警察は海外で起こった英語の契約書の詐欺案件に手を出したがりませんし、ドバイの警察は外国人同士の争いに手を出したがりません。結局泣き寝入りになってしまいますので、不動産は日本人からではなく、現地の信用できる大手エージェントから購入することをおすすめします。
高嶋 美里
遊雅セレブリティ株式会社 代表取締役
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遊雅セレブリティ株式会社
代表取締役
早稲田大学理工学部数学科卒。学生結婚し双子出産。片方が心臓の奇形で手術費に1億円かかるといわれ、あらゆる仕事を掛け持ちながら娘の手術代を捻出。
大手予備校数学講師、ウェブデザイナー、インターネットビジネス、ネット広告タレント、旅行のMLM、ラッパーなどを経て、現在は自由人としてドバイに在住。
コロナ禍以前はシンガポールに拠点を置きながら月に3ヵ国以上を旅していたが、2020年初旬、趣味と実益を兼ねていた海外旅行がしにくくなり、隔離のないドバイに腰を据え、プライベートバンクの顧問として、海外資産と権利収入を組み立てる手助けをするように。権利収入の一形態であるMLMでは、たった3ヵ月で世界一のタイトルをとっている。一方で、細胞年齢を20歳若返らせるといわれているテロメア事業を展開。娘の命を救った今、目指すのは不労所得と不老不死。
人に命令されるのが大嫌い。誰がなんと言おうと思い通りに生きる。自由をこよなく愛し、とことん追い求めた結果、現在の最終形態にたどり着く。著書は本書で10冊目。中国語、韓国語にも翻訳されており、ポッドキャストのリスナーは毎月10万人を超えている。
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連載世界の富裕層がやっている ドバイ式資産の殖やし方