日本が学ぶべき韓国経済発展
韓国が飛躍的に経済成長を遂げる一方で、日本は停滞が続いています。我々は韓国からなにを学べるでしょうか。技術革新のあり方という視点で、考えてみたいと思います。
これは私個人の考えですが、日本メーカーの目指す品質が高過ぎることが日本の課題ではないかと思います。日本のメーカーが作る製品が高品質であることは疑いようのない事実で、それは非常に大きな付加価値であると言えます。
一方で、高い品質を目指し過ぎると、開発期間が長くなってしまったり、製造コストが高止まりしてしまうという弱点にも繋がってしまいます。
韓国や中国のメーカーは開発スピードを優先して、どんどん新しい技術を投入し、現金化するというサイクルを確立しています。
まだ未熟な段階の製品でも市場に投入し、次の製品を作るための研究開発費を調達する。これを繰り返すことが高品質で低価格な製品をつくることに繋がります。
韓国のようなアジャイル(素早い)開発でサイクルを回し、開発・回収・投資・開発などを短期的に行うことが、結果、長期的な成長に繋がるのではと思っています。
DJ Nobby
経済キャスター、金融コメンテーター、ラジオDJ