今回は、葬儀後の手続きに必要な書類を紹介します。※本連載は、弁護士・本橋光一郎氏らの監修による書籍、『迷わずできる葬儀のあとの手続きのすべて』(大泉書店)の中から一部を抜粋し、遺族にとって必要な「葬儀のあと」に行う手続きを紹介していきます。

手続きに必要な書類は多数…必ず必要枚数の確認を

金融機関の口座解約や各種契約の名義変更、保険金の請求や相続手続きなどを行うにあたって用意すべき書類がたくさんあります。複数の手続きで必要な書類もあるので、必要枚数を確認してから取得しましょう。

 

葬儀後の手続きに必要な書類のうち使用頻度が高いものには、住民票、印鑑登録証明書、戸籍などがあります。

 

住民票は現在住んでいる場所を証明するもので、遺族年金や不動産の名義変更などに必要です。印鑑登録証明書は登録印が実印であることを証明する書類で、相続にともなう名義変更に必要になります。印鑑登録をしていない人は、相続にあたり登録が必要で、市区町村役場で発行します。

 

戸籍には戸籍謄本と戸籍抄本があります。謄本は戸籍原本に記載されている全員の情報を写したもの、抄本は必要な部分だけを写したものです。戸籍が必要な場合は謄本であることがほとんどですが、生命保険の保険金請求では抄本も認められます。

 

[図表]主な必要書類一覧

 

迷わずできる葬儀のあとの 手続きのすべて

迷わずできる葬儀のあとの 手続きのすべて

本橋 光一郎

大泉書店

家族が亡くなったとき、遺された方は悲しみで頭がいっぱいになるものです。手続きのことまで頭が回らないという状況になりかねません。 「故人の口座が凍結されるのはいつ?」 「保険証はどうするの?」 「年金の停止はいつま…

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