為替
ここ2週間の豪ドルの対円レートは、上昇しました。19日に発表された豪州の12月の雇用統計では、雇用者数が市場予想に反して減少したことなどから、豪ドル安の要因となりました。一方、米国で発表された複数の経済指標が弱含んだことから米国の景気減速や利上げ減速が意識され、その後の豪ドル高・米ドル安の要因となりました。また、25日に発表された豪州の10-12月期の消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったことから2月の金融政策決定会合での利上げ観測が強まり、豪ドルの対円レートは上昇しました。
金利
ここ2週間の豪州3年国債利回りは、低下局面はありましたが最終的にはほぼ変わらずとなりました。豪州の12月の雇用統計が弱含んだことや、米国経済の減速や米利上げ減速が意識されたことから、豪州の3年国債利回りは一時低下(債券価格は上昇)しました。しかし、25日に発表された豪州の10-12月期のCPIが市場予想を上回ったことから2月の金融政策決定会合での利上げ観測が強まり、豪州の国債利回りはほぼ同程度の利回り水準に戻りました。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2023年1月16日~1月27日のオーストラリアマーケット動向』を参照)。
(2023年1月30日)