(※画像はイメージです/PIXTA)

日本列島は記録的な大寒波に見舞われていますが、折からの光熱費の高騰が家計を直撃しています。たとえば、電気代は前年同時期と比べ約30%増加したなどといわれています。そんななか、低所得世帯にとっての「命綱」ともいえる給付金の制度が2023年1月いっぱいで終わりを迎えようとしています。本記事では、その制度「電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金」について解説します。

「家計急変世帯」の手続き

「家計急変世帯」の場合も、所定の申請書に必要事項を記入し、添付書類とともに、居住する市区町村の窓口に直接、または郵送で提出します。

 

期限は2023年1月31日(火)で、郵送の場合は必着です。

今後の政府の対応は?

このように、「電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金」は2023年1月いっぱいで終了します。

 

その代わりに、2023年1月から「電気・ガス価格激変緩和対策事業」が開始されました。これは、電力会社・都市ガス会社に補助金を交付し、それによって電気代・ガス代を「値引き」させるというものです。

 

補助金額は以下の通りです。

 

【電気代】

・低圧契約の家庭・企業等:1kWhあたり7円、

・高圧契約の企業等:1kWhあたり3.5円

 

【都市ガス代】

・1,000万㎥未満の家庭・企業等1㎥あたり30円

 

標準的な世帯について、2023年1月~9月の光熱費について総額4.5万円の負担軽減を実現するとしています。

 

しかし、それと前後して、主要な電力会社は、電力の「規制料金」の引き上げの認可を国に申請しています。たとえば、1月23日に申請した東京電力のケースでは、もしも認可されれば30%引き上げられることになります。

 

住民税非課税世帯や「家計急変世帯」にとって、昨今の光熱費の高騰は死活問題です。まだ受給していない場合は、ぜひ、申請手続きを行うことが必要なのはいうまでもありません。政府の側でも、負担軽減のため、さらなる適切な手立てを講じることが求められています。

 

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