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ビス打ち、手すり・・・「階段の施工」のチェックポイント

前回は、新築物件でよくある「巾木のトラブル」について説明しました。今回は、「階段の施工」のチェックポイントについて見ていきます。

職人によって仕上がりに差が出やすい「階段の施工」

ポイント⑮ 階段は板と板の継ぎ目を見る

 

階段の施工は入り組んでいる部分が多いので、職人によって仕上がりに差が出やすい場所です。いくつかのチェックポイントがありますので、参考にしてください。

 

階段は足を乗せる踏み板と、爪先が当たる蹴込(けこ)み板、側面の「ささら」と呼ばれる部分に大別されます。

 

まず見るべきなのは踏み板と蹴込み板との継ぎ目です。ささらの部分に仕上げテープを貼り忘れたり、釘が直に見えていたりする不備も見つかることがありますし、踏み板と蹴込み板とささらの継ぎ目に、隙間が開いていることもあります。

 

継ぎ目の隙間が大きく開いていると、きしみの原因になりますし、住んでいるうちにさらに隙間が大きくなる可能性もあります。

「ビスの飛び出し」と「手すりの安定性」も要確認

階段は、裏側からビスを打って作っていきます。本来であれば板の厚みの中に、すべてのビスが収まっているのが正しい状態です。しかし職人の腕があまりよくないと、階段の表側にビスの先端が飛び出してしまうことがあります。

 

さらに、ビスの打ちどころが端に寄りすぎていたせいで、階段の表部分を持ち上げてしまったり、ひどい場合には板にひびが入ってしまうケースもあります。板と板の継ぎ目の部分に関しては、特に細かくチェックするようにしてください。

 

また、一般の建売住宅の場合は、回り込む形で、やや急な角度で階段が設置されていることが多くあります。このため、手すりの安定性が非常に重要になります。小さなお子さんのいる家庭では、さらに重要なポイントになるはずです。

 

支えが正しい位置にないと、手すりを持ったときに揺れて不安定です。軽く動かして、安定性を確認してください。

レジデンシャル不動産法人株式会社 代表取締役

仲介手数料無料ゼロシステムズを運営して首都圏全域の不動産仲介と建物診断を行う。不動産業界に20年以上従事しており、物件の売買実績は1000件以上。そこで得た経験をもとに“田中式建物診断”という独自の建物診断を提唱している。欠陥住宅の購入を防ぐ欠陥住宅の専門家として知られ、独自の建物診断の第一人者として、ラジオ、テレビ、雑誌、書籍等多数のメディアで活躍している。

著者紹介

連載住宅の欠陥や不具合を見抜く22のポイント

本連載は、2015年6月25日刊行の書籍『こんな建売住宅は買うな』から抜粋したものです。その後の法律・条例改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

 

こんな建売住宅は買うな

こんな建売住宅は買うな

田中 勲

幻冬舎メディアコンサルティング

注文住宅と比べて安く購入できる建売住宅は、特に地価の高い都心近郊で人気がありますが、実は流通している住宅の大部分が目に見えない欠陥・不具合を抱えているのが実情です。 実際に、断熱材のズレ・不足や、準防火地域にお…

 

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