(写真はイメージです/PIXTA)

ニッセイ基礎研究所の上野剛志氏は、「今年の原油価格は、年初に低迷した後、年半ば以降に緩やかに持ち直す」と予想します。みていきましょう。

金融市場(12月)の振り返りと予測表

10年国債利回り

12月の動き(↗) 月初0.2%台半ばでスタートし、月末は0.4%台前半に。

 

月初以降、米長期金利がやや水準を切り下げて推移したことで海外発の金利上昇圧力は和らいだものの、日銀による金融緩和縮小観測が燻り続けたことで、中旬にかけて日銀許容レンジ上限である0.25%付近での推移が続いた。その後、日銀金融政策決定会合で長期金利の許容上限が0.5%に引き上げられたことを受けて、20日に0.4%を突破し、翌21日には0.5%近くまで上昇した。一方、日銀が幅広い年限での指し値オペや臨時オペを実施して金利上昇の抑え込みを図ったことを受けてその後はやや低下。月末にかけて0.4%弱から0.4%台半ばでの展開となった。

 

【図表14~17】
【図表14~17】

 

ドル円レート

12月の動き(↘) 月初136円台前半でスタートし、月末は132円台半ばに。

 

月初、米物価指標の伸び率低下を受けてFRBによる利上げ鈍化観測が高まり、5日に134円台後半に下落したが、米景況感の改善を受けて利上げが長期化するとの見方が強まり、7日には137円台へと持ち直した。その後一進一退の時間帯を挟んだ後、米CPIの予想比下振れを受けて14日に135円台へ下落したが、FOMCを受けて再び利上げ長期化観測が強まり、16日には137円台に戻った。下旬には、日銀が突如長期金利許容上限の引き上げを決定したことが事実上の利上げと受け止められて円が急進、21日には131円台を付けた。月終盤には米物価指標の伸びが予想を上回ったことでドルがやや持ち直し、月末は132円台半ばで終了した。

 

【図表18/図表19】
【図表18/図表19】

 

ユーロドルレート

12月の動き(↗) 月初1.04ドル台半ばでスタートし、月末は1.06ドル台後半に。

 

月初、米物価指標の伸び率低下を受けてFRBによる利上げ鈍化観測が高まり、5日に1.05ドル台後半へと上昇、しばらく1.05ドル台での推移が継続した。米CPIの予想比下振れを受けた14日には1.06ドル台半ばへとさらに水準を切り上げた。中旬以降は米利上げ長期化観測が高まったものの、ECBの利上げ長期化観測がユーロの支えになった。一方、ECB利上げによる域内景気後退への懸念や、欧米利上げ観測を受けた株価下落に伴うリスクオフのユーロ売りがユーロの上値を抑える形となり、1.06ドル台での推移が継続。月末も1.06ドル台後半で終了した。

 

 

 

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※本記事記載のデータは各種の情報源からニッセイ基礎研究所が入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本記事は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
※本記事は、ニッセイ基礎研究所が2023年1月6日に公開したレポートを転載したものです。

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