「間」は話し手と聞き手のどちらにもメリットがある
では、「間」は、どのように使ったらいいのでしょうか。
例えば、テレビのインタビュー番組を想像してみてください。
次の1. と2. だったら、皆さんはどちらがワクワクするでしょうか?
1. 今日は特別ゲストが来ています。エンゼルスの大谷翔平選手です。
2. 今日は特別ゲストが来ています。・・・(間)・・・エンゼルスの大谷翔平選手です。
2. のほうが、ワクワクと惹きつけられますよね。
「誰? 誰?」と、聞く側も考える時間があるからです。
「間」は、話し手のみならず、聞き手にとっても、理解をしたり、ワクワクしたりするための時間なのです。
「間」は、一番伝えたい言葉の前でとるようにしてみてください。その後の言葉がぐっと強調されて伝わります。
話し慣れていないと、「間」ができることが怖いという方もいるでしょう。でも大丈夫です。聞いているほうはまったく気にしていません。むしろ、話を理解する時間でもありますので、ありがたいのです。
どうぞ間を怖がらずに使うようにしてみましょう。
【今日の1トレ】
伝えたい言葉の前で「間」をとる
例)「今日のお昼当番は(間)、山田さんです! よろしくお願いします!」
阿部 恵
合同会社Confill
代表