為替
ここ2週間の豪ドルの対円レートは、小幅に下落しました。12月6日、豪州準備銀行(RBA)は0.25%の利上げを実施しました。この声明文で今後の追加利上げが示唆されたことや、7日に発表された豪州の7-9月期の実質GDP成長率が底堅い結果となったことから、期間前半の豪ドルの対円レートは上昇する局面がありました。しかし、13日以降に発表された米国の消費者物価指数(CPI)や小売売上高、購買担当者景気指数(PMI)などが軒並み弱い結果となったことから米ドル安円高となり、豪ドルの対円レートも下落し、期間を通じてでは豪ドルは小幅な下落となりました。
金利
ここ2週間の豪州3年国債利回りは上昇(債券価格は下落)しました。12月6日のRBAの金融政策決定会合では市場予想通り0.25%の利上げが実施され、声明文では今後の追加利上げが示唆されました。7日に発表された豪州の7-9月期の実質GDP成長率は市場予想を下回るも底堅い結果となり、その後発表された豪州の景況感も良好な結果でした。また、15日に発表された豪州の11月の雇用統計では、雇用者数が市場予想を上回る増加となり、失業率は3.4%と過去最低水準を維持したことなどから、豪州の3年国債利回りは上昇しました。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2022年12月5日~12月16日のオーストラリアマーケット動向』を参照)。
(2022年12月19日)