(※写真はイメージです/PIXTA)

今の仕事に楽しさややりがいを感じられない人におすすめなのが、自分がもつノウハウを売る「コンサルタント」として「起業」することです。35歳で独立して「ひとり社長」となり、起業20年目にして年商1億円に迫る勢いの松尾昭仁氏が、著書『ひとり社長になっていきなり年収を650万円にする方法』から、ひとりで起業して成功するための秘訣について解説します。

事例集めのメリットと情報収集のコツ

あなたが店舗集客型コンサルタントで「うちのスーパーにお客様を呼ぶためには、どうしたら良いでしょうか?」と相談を受けたとしましょう。

 

ここで経営学の難しい理論を持ち出しても相手は理解できません。それにコンサルを依頼する人はビジネスを動かしている人。いつも忙しいはずです。

 

ですから、成功例と失敗例を伝えて下さい。

 

「ある繁盛店はこういうPOPをつけていました」

 

「実は新聞の折り込みチラシは今でも効果が高いです。年配の方はこういった時代でも店舗で野菜や日用品を買ってくれます」

 

「逆に○○という手法だと、成果が芳しくなかったようです」

 

事例を並べましたが、これだけでもクライアントの進むべき道はハッキリしました。

 

そして、こういった事例集めは最近はネットニュースなどでも手軽にできます。

 

また、安い月額費を払えばコンサルとして知っておかなければならない情報をたくさん配信してくれるオンライン媒体も増えてきました。

 

様々なメディアがありますが、知っておくと良い媒体を記載します。

 

・東洋経済オンライン

・ダイヤモンドオンライン

・スマートニュース

・フライヤー(ビジネス書要約サイト)

 

あとは、ヤフーニュースでカテゴリ別にニュースを見たりすることで、ある程度コンサルとしての知識を仕入れることができます。また、日経新聞を定期購読し、ある程度目を通しておくといいでしょう。

 

事例集めはやればやるだけ信頼度が高まります。そして、成功パターンも分かってきます。

 

たとえば、焼き鳥店をコンサルするなら、繁盛している焼き鳥店を100店ほど調査します。そして、それぞれの店がしていた工夫をまとめるのです。

 

「え? それだけ?」と考えるかもしれませんが、ライバルのお店を100件も調べてくれるというのは、価値あるものなのです。

 

媒体からの資料集め、そして、街に出て実際に調査対象を確認する。こういったことを徹底してやっていきましょう。

 

 

松尾 昭仁

ネクストサービス株式会社

代表取締役

 

ひとり社長になっていきなり年収を650万円にする方法

ひとり社長になっていきなり年収を650万円にする方法

松尾 昭仁

自由国民社

ひとり社長になって、どのように稼いでいけばいいのか、 ひとりで事業を回し、年商をあげてきた著者が教えます。 年収が上がらないのはなぜか? いきなり会社を立ち上げるべきか? ひとり社長になった後どうやって稼げば…

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