為替
ここ2週間の豪ドルの対円レートは、下落しました。米国の消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことから、これまでの米ドル高が修正されました。特に、米ドル円はこれまで円安が進んでいた事もあり、大きく米ドル安・円高となりました。豪ドルも対米ドルでは上昇しましたが、対円レートでは下落となりました。その後、複数の米連邦準備制度理事会(FRB)の高官がタカ派的な発言をしたことで米ドル高となる局面がありましたが、大きな影響はありませんでした。
金利
ここ2週間の豪州3年国債利回りは低下(債券価格は上昇)しました。11月10日に発表された米国のCPIが市場予想を下回り、米利上げ期待が後退したことで債券金利が大幅に低下し、豪州の3年国債利回りも低下しました。その後、11月17日に豪州の10月の雇用統計が発表され、失業率が一段と低下するなど良好な内容でしたが、市場には大きな影響は見られませんでした。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2022年11月7日~11月18日のオーストラリアマーケット動向』を参照)。
(2022年11月21日)