(※写真はイメージです/PIXTA)

本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するデイリーマーケットレポートを転載したものです。

主要な資産の利回り比較(2022年10月)

■債券市場では、米国やメキシコ、インドなどで国債利回りが上昇しました。米国では、これまでの大幅利上げにも関わらず堅調な雇用情勢と依然高止まりしているインフレに対して、米連邦準備制度理事会(FRB)が引き続き積極的な利上げを続けるとの見方から、10年国債利回りは一時4.2%台を付けました。一方、月後半になるとFRBが年内に利上げペースを鈍化させるとの見方が台頭し、国債利回りの上昇が抑えられましたが、月間では国債利回りは上昇する結果となりました。欧州中央銀行(ECB)は0.75%の大幅利上げを実施しましたが、国債利回りはほぼ変わらずでした。このほか、株式やリートの価格上昇に連れて、米欧のハイ・イールド債券の価格も上昇し、債券利回りは低下しました。

 

■株式やリート市場では、FRBの利上げペース減速への期待などから米国や日本で株式やリートの価格が上昇し、配当利回りは低下しました。ただし、中国では習近平総書記が異例の党トップ3期目入りを果たし、今後の政策運営において経済の優先度が後退するとの懸念などから、株式やリートの価格が下落し、配当利回りは上昇しました。

 

 

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『【主要な資産の利回り比較】大幅利上げの一方、利上げペース鈍化期待もあり、まちまち』を参照)。

 

三井住友DSアセットマネジメント株式会社

 

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