(※写真はイメージです/PIXTA)

お金に困らないためには、お金を「上手に稼ぐ」・「減らさない工夫をする」・「賢く貯める」という3つの柱が重要であると、企業経営コンサルティングを行う(株)プレジデンツビジョンの代表取締役・石原尚幸氏は指摘します。3つの柱を実践するうえで身につけるべき考え方、方法について、著書『父が子に伝える 13歳からのお金に一生困らないたった3つの考え方』から、親と子どもの対話形式で、分かりやすく解説します。

夢を実現するにはいくらかかるか?

「お金をいくら貯めるべきか」を算出する公式

「お金を貯めるためには、先に貯める金額を決めることが大切ということはわかったよ。

 

でも、その貯める金額はどうやって決めたらいいの?」

 

いい質問だね。

 

いざお金を貯めようとしても、「貯める金額」を決められずに困っている人がけっこういるんだ。

 

ここでは、どうやってその「貯める金額」を決めるかを教えるね。

 

  • 貯める金額=夢の実現に必要なお金

 

この式で君が貯めるべきお金の額は決まる。

夢の実現には諸経費がかかることを常に念頭に置く

君の夢の実現に必要なお金はいくらだろうか?

 

たとえば、いま君は、どんな夢や目標を持っているだろう?

 

「おじいさんのように喫茶店のマスターになりたい」

 

「父さんのように、コンサルタントになりたい」

 

「海外に留学して、それから世界で活躍するビジネスマンになりたい」

 

――どんどん夢を持ったらいい。

 

そして、ぜひ叶えていってほしい。

 

ただ、その夢を実現するためには、必ずついて回ることがある。

 

[図表2]君の夢にはいくらかかる?

 

それが、お金だ。喫茶店のマスターになるためには、当然、店をつくらないといけない。喫茶店を1店舗つくって開業しようと思えば、何百万円ものお金が必要となる。

 

父さんのようにコンサルタントになりたければ、学校とは別に、資格を取るための専門学校へ行ったり、本をたくさん買って読んだりする必要がある。

 

海外に留学するにしても、渡航費や学校へ払う学費、海外で暮らす生活費などなど、やっぱりお金がいる。

 

「せっかく楽しい夢の話をしているのに、またお金の話か…」

 

そうだね(笑)。

 

でも、「夢とお金はセット」なんだよ。夢を語るなら、お金の話から逃げてはいけない。

10年後に100万円貯めるには

自分の夢を描いたなら、その次に、その夢を実現するためにどんなことをしなくてはいけないのかを考えてみよう。

 

そうすれば、それをやるために必要なお金は計算することができる。わからなければ、ネットで調べるのもいいし、人に訊いたりすればいい。もちろん父さんがわかることならなんでも教える。

 

仮に君のある夢を実現するために、10年後に100万円必要だったとする。

 

だとすれば、1年間で10万円を貯めればいい計算となる。1ヵ月でいえば8300円ちょっとだ。

 

じゃあ、1日に直せばどれくらいだろう?

 

――こんなふうに夢の実現に必要なお金を計算してみてほしい。

 

夢とお金は常にセットで考えなければならないんだ。

 

石原 尚幸

株式会社プレジデンツビジョン 代表取締役

 

イラスト/瀬川尚志

※本連載は石原尚幸氏の著書『父が子に伝える 13歳からのお金に一生困らないたった3つの考え方』(三笠書房)より一部を抜粋・再編集したものです

父が子に伝える 13歳からのお金に一生困らないたった3つの考え方

父が子に伝える 13歳からのお金に一生困らないたった3つの考え方

石原 尚幸

三笠書房

子どもに、これだけは教えたいこと、 これだけ教えればいいこと―― 【序章】まずは「お金に好かれる人」になろう 【1章】「お金を稼ぐ」にはどうする? ――世の中の「お困りごと」を見つければいい 【2章】「お金を減…

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