フリーターが実は億り人…「幸運タイプ」のシン富裕層
「④暗号資産ドリーム型」の成功パターンは、一定の先見の明と幸運があったという、これに尽きると言えます。筆者がお会いした投資家の中には「暗号資産で、数億円から数百億円規模の巨額の資産を手にしている人も少なくありません。
なかには1,000億円以上の暗号資産を保有している人もいました。しかも投資金額が何十倍、何百倍、何千倍と暗号資産が高騰しても、持ち続ける忍耐力がある(キャッシュが必要となり、一部のみ換金するケースはある)。
ただし、メンターがいるケースが多く、メンターの指示に従う人と自身で考え決断できる人との二種類に分けられます。地元の友人などを大切にするタイプが多く、本当は海外にはそれほど移住したくないと思っている」という人たちと規定しています。
2017年以降の海外移住の相談者は、本当にがらっとタイプが変わりました。
「もしもしぃ。はい。えっとぉ、移住の相談したいんすけどぉ。いいっすか」といった、ラフな口調の電話が、筆者の会社にもよくかかってくるようになりました。
お話をうかがうと地方都市のガソリンスタンドでアルバイトをしている20代前半のフリーターの方が、実は数億円の暗号資産を持っている、といった状況が生まれていたのです。それまでの富裕層とは、まったく違うタイプの人たちでした。
このように暗号資産の購入で億単位に上る富を得た人たちは、「億り人」とも呼ばれています。
投資を理解している人と、幸運のみの人が混在する「 暗号資産グループ」
しかも彼らの多くは、よくよく話を聞いてみると、暗号資産について全然詳しくないことも珍しくありません。友人・知人の誰かひとりが暗号資産について詳しく、その人に教えてもらってたまたま買ってみただけで、大金を手にしてしまったというパターンなのです。
そうした人脈があったこと、そして「勧誘されるほとんどの投資話が詐欺案件と言われる昨今、たまたま投資した暗号資産が詐欺ではなかった」というドリーム要素が非常に大きいのが、この「④暗号資産ドリーム型」の人たちなのです。
しかも彼らは、先見の明はあったにせよ、その後特に投資術を駆使して資産を増やしたというわけでもなく、売ると税金が高いから売れない、それで放置していたら値上がりしただけ、というケースも多いのです。
シン富裕層の他のグループと違って、暗号資産グループは、さまざまな投資のプロからビジネスや投資における実力や実績が伴っていないのにお金だけが増えたという方が混在している状況だと言えます。
そのため、次の投資案件が来た場合、彼らの結論の出し方は真っ二つに分かれます。いろいろな暗号資産に思い切って投資して儲かったタイプは、「とりあえず、よくわからないけどお金を出してみよう」と出すし、
勧められたから購入しただけという、自身の投資の実力が伴っていないことに気付いているタイプは、「自分にはまったくわからないから、お金なんて一銭も出せません」と頑なになる、その両極端に分かれます。
同じような富裕層に見えても、実践で多くの経験を積んでいるかどうかで、その後のビジネスや投資判断をスムーズに決断できるかどうかがまったく違ってくるのです。
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