(画像はイメージです/PIXTA)

SDGsや経済発展を考える際に、決して外せないのが電気・水道・道路・橋・インターネットといった生活に必須となる設備です。日本では当たり前のように普及していますが、世界的の国々はどうでしょうか? ※本記事は、千葉商科大学教授・笹谷秀光監修の『大人が本当に答えられない⁉ ニッポンのSDGsなぜなにクイズ図鑑』(宝島社)より抜粋・再編集したものです。

電気・水道・道路…経済発展にも必要なこれらは…?

 【Q】 

 

私たちの生活に必要な設備をまとめて何という?

①デフレ  ②インフレ  ③インフラ

 

電気や水道、道路や橋、そしてインターネットなどのインフラは、日本で暮らしていれば当たり前のように使うことができます。しかし、当たり前でない国は世界にたくさんあります。

 

2018年時点では、安定して電気を使うことができない人が世界に約8億6000万人いました。またインターネットの普及率は、先進国が81%であったのに対し、開発途上国ではわずか45%にとどまっていました。インフラが整えば仕事も効率的になり、経済を発展させることができます。道がなければ物を運ぶことができませんし、電気がなければ、いろいろなものを動かすことができません。インフラは経済発展には欠かせないものなのです。

 

出典:未電化人口=経済産業省資源エネルギー庁HPより
インターネット普及率=ITU調査(2018)

 

日本で使えるインフラ

 

世界のインターネット普及率

 

 【A】 

 

③インフラ

 

~関連するSDGsの項目~

9 産業と技術革新の基盤をつくろう

11 住み続けられるまちづくりを

 

日本のインフラが「急速に整った」きっかけは?

 【Q】 

 

日本のインフラは何年代に整った?

①1940年代  ②1960年代  ③1980年代

 

日本は1964年の東京オリンピックをきっかけに、多くのインフラが整いました。しかし現在では設備が老朽化してしまい、解決を迫られています。インフラを再び整備するためには、莫大なお金がかかってしまいます。

 

日本は世界的に見ても自然災害の多い国です。日本で再び東日本大震災のような大きな災害が起きれば、 インフラが破壊されて、その機能が止まってしまうかもしれません。インフラが機能しなければ不便な生活を送ることになり、復興も遅れます。今後は大きな災害にも対応できる強いインフラが必要です。

 

一方で、世界と比べて日本は高い技術力を持っているので、インフラが整っていない国に技術を提供することも求められています。

 

 

 

 【A】 

 

②1960年代

 

~関連するSDGsの項目~

9 産業と技術革新の基盤をつくろう

11 住み続けられるまちづくりを

 

 

 

笹谷 秀光
千葉商科大学教授 博士(政策研究)

 

大人が本当に答えられない!? ニッポンのSDGsなぜなにクイズ図鑑

大人が本当に答えられない!? ニッポンのSDGsなぜなにクイズ図鑑

監修:笹谷 秀光

宝島社

現在、世界的に注目されている「SDGs(持続可能な開発目標)」をイラスト入りクイズで学べるSDGsの小学生向け入門書。 前作『大人も知らない!? SDGsなぜなにクイズ図鑑』に比べて、日本の問題を多く取り上げた「SDGSニッポン…

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