世界各国が取り組んでいる、地球温暖化の問題
【Q】
日本がいま、力を入れている温室効果ガスの排出ゼロを目指す取り組みを何という?
①ニューカーボン ②カーボンゼロ ③カーボンニュートラル
人間の活動が活発になるにつれ、 温室効果ガスの放出量が増えています。地球の平均気温は上がり続けており、このまま何も対策をしなければ、2100年には気温が最大4.8度も上がるといわれています。
気温が上がったことで氷河がとけ、海面も高くなりました。この状態が続くと、2100年までに海面は最大82センチメートルも高くなるそうです。
地球温暖化により気候変動も起きています。動植物の生態系がくずれたり、異常気象が増えたりするなど環境に与える影響ははかりしれません。
2015年にはパリで温室効果ガス削減についての国際的な取り決めが話し合われました。地球温暖化をおさえるため、日本政府は温室効果ガスの排出量を2030年までに46%削減(2013年度比)、2050年には排出量を実質的にゼロにする「カーボンニュートラル」を達成すると宣言しました。
【A】
③カーボンニュートラル
~関連するSDGsの項目~
13 気候変動に具体的な対策を
環境問題への関心、日本人はどれくらい高い?
【Q】
日本の大人で環境問題に関心がある人は何%?
①15% ②25% ③35%
日本でも環境問題に対する意識は高まっています。しかし実際のところ、大人の意識はそれほど高いとはいえません。それが分かるのが、2019年に発表された日本企業の調査結果です。この調査はG7(主要7カ国)20代以上の700人を対象に行われました。
「あなたは環境問題にどれくらい関心がありますか」という質問に対し「関心がある」と答えた人はG7全体で53.9%。日本は25.0%で最下位でした。
世界には地球温暖化や森林破壊、動植物の全滅といった環境問題が山積みになっています。子どもたちはこうした問題に強い危機感をもっているのに、大人たちはどこか他人任せ。ですが、「環境を破壊したのは大人なのに、子どもに環境問題のツケが回ってくるのはおかしい」と子どもたちが声を上げることで、大人たちの意識はきっと変わるはずです。
【A】
②25%
~関連するSDGsの項目~
13 気候変動に具体的な対策を
17 パートナーシップで目標を達成しよう
笹谷 秀光
千葉商科大学教授 博士(政策研究)