「共済」の弱点は?
このように、共済はきわめてコストパフォーマンスが高いものです。
しかし、弱点はないのでしょうか。以下、よく指摘される点について解説します。
◆共済は年齢が上がると保障が手薄になる?
まず、年齢が上がると保障が手薄になるという指摘があります。
どういうことかというと、今日、民間の医療保険の主流は、保険料が一生変わらず、同じ保障を受け続けることができる「終身医療保険」です。これに対し、共済の場合は、「60歳」「65歳」など、年齢が区切られ、その年齢を超えると保障が下げられたり、保障を受けられなくなったりすることがあるのです。
しかし、この点は共済の致命的な弱点とまではいえません。
すなわち、病気やケガの場合の保障が最も必要なのは、働き盛りのときです。働き盛りの人は、家族を養ったり、生計を維持したりするために、たくさんのお金を必要とすることが多いのです。
したがって、働き盛りの人にとっては、公的保障として、病気やケガで仕事を休まなければならなくなったときの「傷病手当金」や「障害年金」がありますが、それらはあくまで最低限のものにすぎず、お金が足りなくなる可能性があります。
そこで、働き盛りの間だけ、それらを補うものとして、割安な掛金で大きな保障を受けられる共済に加入するのは、有効な選択肢だといえます。
◆共済はカスタマイズしにくい?
次に、共済は民間の医療保険と比べてカスタマイズしにくいといわれることがあります。
たしかに、共済は基本的な保障内容が決まっていて、付けられる特約のバリエーションも比較的少なくなっています。
しかし、特約については、特に重要なのは「がん」「三大疾病」、あるいは「就業不能状態」に関するものであり、それらのリスクが心配であれば、民間の医療保険の特約ではなく、がん保険や三大疾病保険、就業不能保険等でカバーする手段もあります。
このように、共済の弱点として指摘されることがあるポイントは、いずれも致命的な弱点とまではいえません。
特に、「高額療養費制度等の社会保障制度の先行きが心配だが、さりとて民間の医療保険には抵抗がある」という方にとっては、コストパフォーマンスの高さを考えると、「共済」は、十分検討する価値のある選択肢だといえます。
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