(※写真はイメージです/PIXTA)

偏差値や倍率の高い大学へ進学するために避けては通れない勉強。しかし、大人になってからも社会的役割や環境、抱く志に応じて学習しなければならないシーンはおとずれます。我々の人生で避けては通れない勉強を効率よく行う方法や、勉強そのものの捉え方について、ほぼ独学で東京医科歯科大学医学部医学科に現役合格した藤白りり氏が、著書の『いつも気分よく集中できる 「必要なことだけ」勉強法』(KADOKAWA)から詳しく解説します。

情報収集にはネットを活用。身近な人への相談も有効

学校の授業と参考書による独学で受験を乗りきる場合、積極的に行ってほしいのが「情報収集」です。大手の予備校や進学塾に通っていれば自然と得られるような情報を、自分の手で掴んでいく必要があるからです。

 

インターネットで検索すると、無料でもたくさんの情報を得られます。YouTube、個人のブログ、予備校や塾のウェブサイトなど、いろいろなものがあります。

 

「どんな参考書や問題集をやればいいか」「いつ、何をすべきか」「○○大学の入学後はどんな生活なのか」など、受験勉強に関する情報を積極的に集めましょう。個人のブログを参考にする場合は、自分と同じ経過をたどっている人のものがいいです。

 

学校の先生、同級生、先輩などからも情報を集めましょう。

 

学校の先生は親身になって相談にのってくれそうです。同級生に聞く場合は、自分よりレベルがかなり上の相手を選ぶと、お互いにライバル意識が芽生えにくく、教えてもらいやすいかもしれません。

 

また、ふだんは通えない大手予備校や塾も、春期講習、夏期講習、冬期講習などで一時的に参加してみるのもおすすめです。

 

私も、大阪の「鉄緑会」の春期講習と、「東進衛星予備校」の過去問演習に参加したことがあります。予備校の雰囲気に触れられて刺激になりましたし、受験のプロに進路を相談でき、ありがたかったです。

“地方” “独学” ハンデも逆手にとってバネに

あくまで私の印象ですが、地方からの受験には不安がつきものです。

 

最難関レベルを目指す同級生が身近に少ないため、ライバルになる人たちがどんな勉強をしているのか、常に気になっていました。模試を受けても「この模試には都会の学生は参加していない」などという、今となっては明らかな嘘だったとわかる噂もあり、焦る気持ちが強かったです。

 

ただ、都会に比べるとライバルが少なく、少しがんばれば学内での順位が上がりやすく、自信がつきやすい点は地方のよいところだと感じます。私と同じような方がいらしたら、ぜひ、“不安”というノイズもモチベーションの材料にして、ベストを尽くしてほしいです。

 

藤白 りり

東京医科歯科大学医学部医学科 学生

 

本連載は、藤白りり氏の著書『いつも気分よく集中できる 「必要なことだけ」勉強法』(KADOKAWA)から一部を抜粋し、再構成したものです。

いつも気分よく集中できる 「必要なことだけ」勉強法

いつも気分よく集中できる 「必要なことだけ」勉強法

藤白 りり

KADOKAWA

夢は大きく、勉強はコンパクトに。ノイズはぜんぶ「やる気」に変えよう! SNS総フォロワー数20万人超の現役医大生・藤白りりによる初の著書! 受験生時代、塾にほとんど通わずに独学で医学部に現役合格した、「ムリなくムダ…

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