すきま時間を活用してムダな時間を極力減らす
「勉強の計画をたてる際にすきま時間をあてにしないように」とまずお伝えしたいです。すきま時間とは、何かの用事と用事の間の、いわばムダになりがちな時間です。勉強時間を増やすためには、なるべくそのムダな時間を減らすのが理想です。
探してみると、意外とすきま時間は多いものです。たとえば、なんとなくぼーっとしている時間。見たいものがあるわけでもないのに眺めているテレビやSNSの時間。
休息やリラックスのための時間以外で、「意味がなかったな」と感じるムダな時間は極力減らしましょう。
一方で、通学時間や食事の時間など、なくせないすきま時間もあります。こういった時間は、あてにしないとはいえ可能な限り有効活用していきましょう。
私の例でいうと、電車での通学時間は英語のリスニングをしたり英単語の暗記をしたりしていました。お風呂に入った後、ドライヤーで髪を乾かしているときは化学の参考書をよく読んでいました。
食事中やおやつの時間には、よく英語の長文に目を通していました。
そんなすきま時間まで勉強するの? とドン引かれる方もいるかもしれませんが、当時の私はそれくらい必死だったのです(笑)。
ですが今振り返ると、食事中はたしかにやりすぎかもしれませんが、とくに移動時間は「ちりつも」ですから、絶対ムダにしないほうがいいと思います。
すきま時間はあくまでプラスアルファと考えよう
ただし、繰り返しになりますが、すきま時間をあてにしすぎるのは危険です。あくまでプラスアルファとして、なくても困らない時間として考えましょう。
起きている時間を100%勉強に費やすのは不可能な話です。私も学校の昼休みなどは、勉強をせずに友達とおしゃべりすることもよくありました。みなさんも自分に合ったすきま時間の使い方を見つけてください。
■1分復習
- 「意味がない」と感じるすきま時間はなるべく減らそう
- なくせないすきま時間は「ちょっとした勉強」にうまく活用しよう
藤白 りり
東京医科歯科大学医学部医学科 学生