(※写真はイメージです/PIXTA)

給料は上がらないのに、ガソリン代や電気代、食料品はどんどん値上がり──。投資業界では、そうした人々の将来への不安から「少しでも資産を増やしたい」という切実な思いをターゲットにしたマーケティングが盛んです。日本も政府主導で空前の投資ブームと言えるでしょう。しかし、そうして投資行為に着手する前に、一歩立ち止まり、投資の本当の怖さやウラ側についてよく知っておく必要があります。鹿子木健氏の著書『投資で失敗する人 成功する人――あなたの人生を貧しくする投資のウラ側』(自由国民社)から一部抜粋しお届けします。

「投資はギャンブルじゃない」と言いながらギャンブルをしている

先日、二十数年ぶりに錦糸町(東京都墨田区)に行く機会がありました。錦糸町は学生時代の思い出があります。新聞配達をしながら学校に通う新聞奨学生だった私は、新聞販売店の同僚に連れられて、ウインズ錦糸町の馬券売り場に行き、馬券を買ったことが一度だけありました。

 

人生最初のギャンブル(競馬)で大当たり

忘れもしない1993年11月14日、「エリザベス女王杯」というGIレースがありました。18頭の牝馬が参加するレースです。当時まだあまり注目されていなかったホクトベガと名づけられた3歳の牝馬が1着となり、ノースフライトという3歳の牝馬が2着になりました。

 

そのときは武豊騎手のベガという馬が一番人気だったのを覚えています。だからホクトベガが1着になったとき、解説者は「ベガはベガでもホクトベガ」と絶叫しました。単なる幸運によって、私は馬連(1着と2着になる馬を当てる)で見事ホクトベガとノースフライトを当て、100円の1馬券あたり2万5650円の配当を得ることになりました。

 

1万円以上の配当が出た馬券のことを、俗に「万馬券」と言います。初めての競馬で万馬券を当てたのでした。

 

事前に調べもせず、ただ適当に選んでみただけ。なんとも不思議な出来事でした。1000円買っていたので、25万6500円の当たり。人生最初のギャンブルで、勝ってしまったのでした。

 

私が馬券を買ったのは、後にも先にもその1回きりです。私は競馬がギャンブルであることを自覚していたので、次に馬券を買っても99%当たらないことを理解していました。

 

その後、中国に留学することになったので、そのお金を留学費用の一部に充てることができました。ギャンブルだとわかっていたので勝ち逃げできましたが、ギャンブルの自覚がなかったなら、やめられず大損していたかもしれません。

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投資で失敗する人 成功する人――あなたの人生を貧しくする投資のウラ側

投資で失敗する人 成功する人――あなたの人生を貧しくする投資のウラ側

鹿子木 健

自由国民社

だれでもカンタン、ほったらかし投資でFIRE、ネコでもわかる、一生お金に困らない、お金が勝手に増えていく、今なら間に合う、今日から始めよう…等々。 世の中には投資を勧めるフレーズが溢れています。 2022年からインフ…

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