スリランカ発ローカルメディア『EconomyNext』より

スリランカの政治・経済・金融に関する情報を中心に取り扱う、スリランカ発ローカルメディア『EconomyNext』より翻訳・編集してお伝えする。

生理用ナプキンの問題で「欠席している女子生徒」も

スリランカのラニル・ウィクラマシンハ大統領は、輸入原料と完成品に課されたすべての税金を撤廃し、付加価値税をゼロにするよう命じた。

 

「国内製造された生理用ナプキンの輸入原料に課される関税はすべて免除され、完成品である生理用ナプキンの輸入業者は、ゼロ税率における付加価値税の恩恵を受けることになる」と大統領府メディア部は声明で述べた。「また大統領は、この利益を消費者に還元するよう当局に指示した」。

 

スリランカの教職員組合と野党議員は、「家族が他の生活必需品よりも食料を優先させているため、女子生徒が欠席している」と述べた。

 

今回の大統領の声明で、生理用品における5つの主要な原材料に対する15%の関税、10%の輸入税(CESS)、10%の港湾・空港税が解除される。

 

国内製造の生理用ナプキンも輸入品も、付加価値税がゼロとなり、現在、国産のナプキン10枚入りは約260〜270ルピーで販売されているが、今後は約50〜60ルピー、輸入品は約18〜19%値下げされる見込みであるという。

この記事は、GGOが提携するスリランカのメディア『EconomyNext』が2022年10月2日に掲載した記事「Sri Lanka President orders sanitary napkin taxes lifted」を翻訳・編集したものです。

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