(※写真はイメージです/PIXTA)

本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するデイリーマーケットレポートを転載したものです。

インフラ株式は世界株式に比べて安定的に推移

■世界株式は21年末以降、世界的な物価高騰と米国を中心とした利上げの加速を背景に大きく下落し、足元でも軟調に推移しています。こうした中で、インフラ株式*は21年6月以降、多少の上下はあるものの、おおむね安定的に推移していると言えそうです。

 

*インフラ株式:道路、鉄道、港湾、空港、水道、ダムなど生活や産業の基盤(インフラストラクチャー)を担う企業の株式。

「インフラ」関連株式ファンドへ安定した資金流入

■インフラ株式の比較的安定した株価推移の背景を探るため、株式ファンドの資金フローを確認しました。それによると、「インフラ」関連株式ファンドに安定した資金流入が続いていることがわかりました。これは、インフラ株式が持つインフレ耐性の高さ故でしょうか。それとも景気後退に対する備えでしょうか。

景気後退局面入りに備える

■「インフラ」関連株式ファンドと同様、インフレ耐性が強いと言われる「エネルギー」関連株式ファンドは、資金流入が続いている訳ではありません。一方、景気後退局面に強い「公益」関連株式ファンドへの資金流入は継続しています。こうした資金フローから見ると、投資家は今後の景気後退局面入りに備え、業績とキャッシュフローが安定していると期待されるセクターに資金を振り向けている模様です。インフラ株式の安定した株価推移と関連ファンドへの資金流入は、景気後退に対する備えと言えそうです。

 

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『“景気後退への備え”になる?株価と資金フローから見る「インフラ株式投資」』を参照)。

 

三井住友DSアセットマネジメント株式会社

 

【ご注意】
●当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
●当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、三井住友DSアセットマネジメント、幻冬舎グループは責任を負いません。
●当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
●当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
●当資料は三井住友DSアセットマネジメントが信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
●当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
●当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧