「月に利益10万円」の収益計画を見てみよう
さきほどは初期投資の金額を具体的に記載しました。
さて、それでは毎月どのように収益を上げていくのでしょうか?
まずは具体的にその収益モデルについて詳しく説明いたします。
◆売上
これはそれぞれのオーナーの単価設定金額によりますが、ここでは、1時間あたり3000円と考え、パーティーの1回の使用を4時間と見積もり、1日1回の利用と考えると、36万円が1ヶ月(30日で計算)の売上高になります。
◆コスト
先ほどもお話ししましたが、都内20㎡だと、家賃は10万円ほどになります。
パーティー利用で換算すると、清掃の回数はだいたい3回の利用につき、1回本格的に入れるとして、業者に頼む場合には1回約2000円になるため、月に30回のレンタルスペース利用がある今回の想定だと、月額は2万円ほどになります。
Wi-Fiなどの通信費は約5000円で、テレビ代はNHKの放送受信料を支払うことを考えると2170円となるでしょう。
水道光熱費が5000円、スペースマーケットなどの集客プラットフォームへの手数料が売上の3割で10万5000円とします。
そうすると、だいたい23.7万円が毎月のコストとして計算できます。
1ヶ月30日で割ると1日あたり、およそ8000円のコストがかかっている計算ですね。
◆収益
売上-コスト=収益なので、この場合には、およそ1ヶ月12.3万円の収益が上がります。ただ、もちろんレンタルスペースがあるエリアの単価、家賃により戦術は変わってきますので、ここをしっかりと計算するようにしてください。
坂口 康司(著)
株式会社トータルクリエイツ 代表取締役
一般社団法人シェアリングエコノミー協会 第三期アンバサダー
小泉 直弥(監修)
株式会社スペースモール 代表取締役
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