(※写真はイメージです/PIXTA)

三井住友DSアセットマネジメント株式会社が、2022年8月1日~8月12日のオーストラリア市場について振り返ります。※本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するマーケットレポートを転載したものです。

為替

ここ2週間の豪ドルの対円レートは、上昇しました。豪州準備銀行(RBA)は、8月2日の金融政策決定会合で予想通り0.5%の利上げを実施しました。RBAがややハト派的なスタンスを示したことから、豪ドルの対円レートは下落しました。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)の高官からの米利上げに強気な発言や、7月分の米雇用統計が上振れたこと等から、米ドル高・円安となり、連れて豪ドルの対円レートも上昇しました。さらに、米国の消費者物価指数の伸びが予想を下回ったことから米ドルの独歩安となり、これも豪ドルの対米ドルレートを押上げました。

 

(注)左グラフは2021年8月12日~2022年8月12日、右グラフは2022年7月29日~2022年8月12日。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)左グラフは2021年8月12日~2022年8月12日、右グラフは2022年7月29日~2022年8月12日。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

金利

ここ2週間の豪州3年国債利回りは大きく上昇(債券価格は下落)しました。8月2日のRBAの会合で利上げが実施されたものの、RBAがややハト派的なスタンスを示したことから、豪州の3年国債利回りはわずかに低下しました。しかしその後は、FRBの高官が米利上げに強気な発言をしたことや、8月5日に発表された米国の雇用統計が市場予想よりも良好な結果だったことなどから、米国債利回りが上昇し、連れて豪州の3年国債利回りも上昇しました。

 

(注)左グラフは2021年8月12日~2022年8月12日、右グラフは2022年7月29日~2022年8月12日。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)左グラフは2021年8月12日~2022年8月12日、右グラフは2022年7月29日~2022年8月12日。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2022年8月1日~8月12日のオーストラリアマーケット動向』を参照)。

 

(2022年8月15日)

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