ケース①…既婚のパート、厚生年金加入を検討
既婚、パート、40歳、年収103万円
65歳からの年金予想額:年123万6900円(注:本人分のみ)
今後予定している働き方:「パートの年収を上げる」「厚生年金にも加入する」
35歳で正社員を退職、3年間の専業主婦期間を挟み、パートで働く40歳女性。現在は会社員である夫の扶養家族ですが、パートの年収を上げて、厚生年金に加入しようかと考えています。
現在40歳の彼女の「ねんきん定期便」には、「これまでの加入実績に応じた年金額」が表示されています。厚生年金年約18万円、基礎年金年約39万円で合計年約57万円。40歳以降、働く時間を増やし厚生年金に加入。年収200万円で65歳まで働くと、年金は年約124万円、月約10万3000円に。扶養家族のままの場合に比べて厚生年金が年約28万円増になります。パート勤務でも、厚生年金加入で年金上乗せが可能です。
パートの年収を160万円以上に上げ、厚生年金にも加入するとその分、年金額はグッと増えます。iDeCoなどを活用し、じぶん年金をつくることもお勧め。
★アドバイス
社会保険の適用条件は拡大傾向にあり、パートタイムでも、給与や労働時間について一定の条件をクリアすれば、厚生年金に加入できるケースが増えています。
★年金額をもっと増やすには?
□ パートの年収を上げる
□ 厚生年金に加入する