【株式投資】大化け銘柄で大儲けを狙う、超現実的なスキーム (※写真はイメージです/PIXTA)

アップル株、アマゾン株、テスラ株などのすさまじい成長ぶりを目の当たりにして、「もしあのとき買っていたら…」としょんぼりしてしまう投資家は多いと思いますが、本当のところ、大化けする株を買うこと自体は、さほど難しくありません。実は、買ったその先が問題なのです。大化け株で大儲けするスキームを、経済評論家の塚崎公義氏が解説します。

大化けする銘柄は、決して少なくない

アップル、アマゾン、テスラといった銘柄に限らず、過去数十年の間に株価が何百倍にもなった株(大化けした株と呼びます)は、多数あります。「そんな株を数十年前に買っていたら、今頃大金持ちになっていたのに」などと考えたことがある人も多いでしょう。しかし、実際に大金持ちになった人は多くありません。

 

タイムマシンがない以上、時間を移動して願いをかなえることはできませんが、もしも数十年先の未来から現在を見ることができたら、いま新しく上場されている株のなかにも、将来大化けする株があるはずなのです。つまり、過去に戻ることはできなくても、現在から将来を正しく見通すことができれば、大金持ちになるのも夢ではないかもしれないのです。

 

しかし、数十年後にも、実際に大金持ちになっている人は少ないでしょう。それは、大化けする株を買うことが難しいのではなく、「何百倍になるまで持っていること」が難しいからなのです。

100倍になった銘柄を「3倍」で売ったなら上出来

アップル、アマゾン、テスラを、上場後に買った人は多いはずです。多くの株主に株を買ってもらうのが上場の目的ですから。しかし、彼らの多くは途中で売ってしまい、今でも持っているという人は少ないでしょう。

 

投資初心者は、買った株が少しでも値上がりすると売って利益を確定したいと考えがちです。「せっかく儲かっているのに、このまま持っていて値下がりしたらどうしよう」と考えるわけですね。

 

そこで、3割値上がりしたら売ってしまう、という人も多いでしょう。そうしたなかで、仮に3倍になるまで持っていた人がいるならば、それは素晴らしいことです。

 

「その後100倍になったのだから、3倍ごときで売ったのは間違いだった…」などと悔しがる必要はありません。平均的な投資家よりもはるかに上手に儲けたわけですから。

 

老後資金の投資等であれば、安全確実が重要ですから、上場直後の新興ハイテク株などは、買うとしても僅かな金額にすべきですし、100倍になることを期待して持ち続けるという姿勢は疑問です。その意味でも、3倍で売った判断は正しかったといえるでしょう。

 

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    経済評論家

    1981年東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関連の仕事に従事したのち、2005年に退職して久留米大学へ。2022年4月に定年退職し、現在は経済評論家。

    著書に、『老後破産しないためのお金の教科書―年金・資産運用・相続の基礎知識』『初心者のための経済指標の見方・読み方 景気の先を読む力が身につく』(以上、東洋経済新報社)、『なんだ、そうなのか! 経済入門』(日本経済新聞出版社)、『経済暴論』『一番わかりやすい日本経済入門』(以上、河出書房新社)、『退職金貧乏 定年後の「お金」の話』『なぜ、バブルは繰り返されるか?』『大学の常識は、世間の非常識』(以上、祥伝社)など多数。

    趣味はFacebookとブログ。

    著者紹介

    連載「不確実性の時代」を生きる、投資初心者のための株式投資入門

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