夫が逝去…生きがいがなくなった
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60年近く専業主婦をしてきた芳子さんにとって「誰かのために」家事をすることが、人生のすべてでした。上場企業の役員だった夫に先立たれ半年。料理をする気にもなれず、老け込む一方です。息子がふたりいますが、長男は海外暮らし、次男は転勤で全国を巡るバンカーです。
唯一の趣味である絵手紙にも出かける気になれずいたところ、絵手紙仲間の友人から電話がありました。「あなた、このまま誰とも会わずにいたら認知症になっちゃうわよ。施設に入ることを考えてみたら」とアドバイス。思いもよらない話でした。足腰は弱ってきているものの、大きな病気は持っていませんし、夫が残してくれた自宅、そして郊外に別荘もあります。「息子たちが近くに戻ってきてくれたら、別荘で孫たちと夏休みを過ごすのが夢なの」と友人に話すと、「子どもに期待してないで、別荘を売ってそれなりの老人ホームに入ればいいのよ」と言われました。
老人ホームの見学会…試食した料理が気に入って
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寂しさの募っていた芳子さんは、自立型の老人ホームを探し始めたところ、「体験」を実施している老人ホームが新聞広告にいくつも掲載されていることに気づきます。多少、入居金が高くても住み心地のよいところをと考え、別荘と同じエリアにあるところを2件ピックアップしました。自室でも料理ができて、子どもや孫が宿泊できるゲストルームがあることも条件にしました。
写真を見て気に入った2件の見学を申し込んだところ、すぐにひとつの老人ホームから連絡が来ました。1週間後には内見と食事の試食ができると言います。
当日は最寄り駅からバスで送迎してもらい、いよいよ現地へ。大浴場やプレイルーム、フィットスペースなど、充実のファシリティが自慢の老人ホーム。部屋は30平米以上あり、ひとりでは持て余しそうなくらい。IHコンロが2口ついたリビングダイニングキッチン、ベッドルーム、バス、トイレという間取りです。
帰宅後、見学の予約を入れていたもう1件の老人ホームには断りの電話を入れ、息子ふたりに「老人ホームに入る」と告げました。ふたりとも非常に驚き躊躇していましたが、お嫁さんたちは「お母様がされたいようになさってください」と背中を押してくれました。
話はとんとん拍子に進み、手続きには日本にいる次男のお嫁さんが立ち合ってくれました。自宅はそのまま、別荘は今後売却の方向で考えることにしました。
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