内閣府発表のGDPや景気動向指数等が代表的な経済指標
株価はさまざまな要因によって動きます。株式を取り巻く経済的な要因(ファンダメンタルズ)は、マクロとミクロの視点で見ましょう。マクロの視点とは、経済全体の状況です。経済状況がどうなのか。たとえば景気動向などを知るにはさまざまな経済指標をチェックします。
具体的には、内閣府が発表するGDP(国民総生産)や日本銀行が発表する「全国企業短期経済観測調査」(日銀短観)、景気動向指数(内閣府発表)などの経済指標が役立ちます。
ミクロの視点は、その企業そのものの動向です。売り出している商品の売れ行きがいいか、などが重要なポイントになってきます。
マクロとミクロ、それぞれの情報入手先とは?
マクロの情報なら、新聞やインターネットのニュースでもチェックできます。ミクロの情報である会社の動向であれば『会社四季報』や「決算短信」などを見て確認しましょう。
【図表 株価に影響を与える経済指標(日本の指標)】
【ワンポイントアドバイス】
金利や景気刺激策(財政出動など)、為替といった、マクロの経済情報から政府など公的機関は金融政策を行ないます。これらもファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)に含まれます。経済指標とこういった金融政策は密接な関係にあるので、次にどのような政策が打ち出されるか推理を働かせてみましょう。
【ひとくちMEMO】
投資を考えるなら、まずは投資をしようとする会社がどんな事業を行なっているかをチェックします。投資先の事業内容を知らなければ、その企業がこれから業績を伸ばすのかどうか、予測しようがありません。