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「共済」頼りはキケン…1日も早く見直しを
尻切れトンボ状態の保障と知って加入しているのか、それとも尻尾が無いことを知らずに加入しているのか、いずれにしても、「共済」のままでいいのか、1日も早く見直しをお勧めしたい。高齢になって泣く人があまりに多い。
見直しが遅れれば遅れるほど、「共済」に支払っていた掛け金と、まともな生命保険の保険料の「落差」が大きくなり、ビックリすることになる。
しかしそれは長年安物で済ませてきた「ツケ」である。当たり前の保険料の「高さ」に驚いても仕方がない。驚くということは、あなたが「当たり前じゃない安物に長年頼ってきた」しっぺ返しだと思って、前に進むしかない。
「共済」に頼ってきた人が、年を経てから普通の保険に乗り換えようとするとき、それまで経過した年齢により高額になる保険料は、大きなネックだ。
それでも経済的に余裕があって保険料が払えれば幸せだが、人によってはその年齢になるまでに経験した病気の歴史（病歴）によって、保障に条件が付いたり、最悪の場合は「謝絶」（保険加入お断り）にもなりかねない。
年齢が高くなればなるほど条件が付いたり謝絶の危険度が増える、という危険性が1日ごとに増していくのだと思っていただきたい。
こういうことを知らないで「共済」に一生を託している人は「何でこんな安い共済があるのに、高い保険に入っているの？」と思っているようだが、将来、バカを見るのは「共済」信奉者の方だ。
「共済」に頼っていて高齢になってから保障がなくなってしまうことに気付き、筆者に相談の電話を掛けてくる人の何と多いことか。みんな泣いている。
もしあなたが今でも「共済」に頼っているのなら、若い年齢のうちに一日でも早く、「共済」から脱出していただきたい。
それが、あなたのためだから。
三田村 京
国際保険総合研究所
所長
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