それでも下落が怖いなら…運用継続のための投資術
それでも下落が怖いなら、まずは、①ポートフォリオを十分に分散したほうがよいでしょう。国債や社債、商品などに分散投資をすれば、下落はかなり小さくなることが期待されます。
円ベース) (出所)Refinitiv、フィデリティ・インスティテュート。
(注:上段)データ期間:1990年~2022年、年次。ただし、2022年は同年5月31日まで。「先進国株式」:MSCI World Index。
次に、月並みですが、②資産運用のゴールを思い出すことが重要でしょう。引き出す時点が20年後なら、今後1-2年の金融市場はほとんど関係がないはずです。
引き出す時点が1~2年後ならば、(そもそも)ポートフォリオを保守的にすることを検討しましょう。
また、③普段から、相場を見ないことも重要でしょう。プロでさえも、短期的にはどっちにいくかはわからず、判断を間違える可能性もあるため、時間も資産も無駄にしかねません。
将来の総資産金額は、「(現在の所得-現在の消費)+(将来の所得-将来の消費)」=「運用利回り」ですから、現在や将来の所得にプラスの影響を与えるため、目の前の仕事や自己研鑽、自分や家族との時間に集中することがよいでしょう。
重見 吉徳
フィデリティ投信株式会社
マクロストラテジスト
カメハメハ倶楽部セミナー・イベント
【1/7開催】
高市政権、トランプ2.0、日銀政策、AIバブル…
2026年「日本経済と株式市場」の展望
【1/8開催】地主の資産防衛戦略
「収益は地主本人に」「土地は子へ」渡す仕組み…
権利の異なる2つの受益権をもつ「受益権複層化信託」の活用術
【1/8開催】
金融資産1億円以上の方のための
「本来あるべき資産運用」
【1/10-12開催】
「タックスヘイブン」を使って
節税・秘匿性確保はできるのか?
「海外法人」の設立法・活用法
【1/10-12開催】
遺言はどう書く?どう読む?
弁護士が解説する「遺言」セミナー<実務編>
