■米国では14日、15日に連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されます。連邦準備制度理事会(FRB)は、5月の会合で約22年ぶりの利上げ幅となる0.5%の利上げを決定しました。6月からはバランスシートの縮小が開始されます。今後も9月の会合にかけて0.5%の利上げが継続的に実施される見込みですが、その背景には歴史的な水準での物価上昇と雇用情勢の堅調さがあり、関連する経済指標の発表に注目です。
■中国では上海での都市封鎖(ロックダウン)が6月に解除され、中国景気は持ち直していくと見られます。中国政府のゼロコロナ政策の下、新型コロナウイルスの感染抑制と経済活動のバランスが改善していくことで、サプライチェーンの混乱は徐々に正常化に向かうと見られ、世界経済の下振れ懸念は和らいでいくと期待されます。
■このほか、26日から28日にかけて主要7ヵ国・地域首脳会議(G7サミット)が開催されます。ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、各国のエネルギー政策をはじめ、どのような話し合いがもたれるのか、注目です。
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