(※写真はイメージです/PIXTA)

2007年より文部科学省は小中学校の最高学年(小学6年生、中学3年生)を対象に、「全国学力・学習状況調査」を実施しています。47都道府県中、上位にランクインする地域とその理由を解説します。

北陸地方の小学生の学力が高い、納得の理由

それでは地方自治体の努力以外に、どんな要因が考えられるでしょうか。総務省の公式発表によると2014年の子育て世代年収ランキングでは、北陸地方の石川県、福井県、富山県が上位TOP10にランクインしています。教育費にお金を費やすことも、子どもをバックアップする体制や時間をお金で捻出しやすいことが要因です。

 

さらに、地理的には冬は雪深く、無事に春を迎えるのに、厳しい風土をもっています。コツコツ雪かきをする、寒さを我慢する、周りの人と協力し合うというような、基本的な努力を繰り返す習慣が身につきやすい環境にあります。

 

現在の日本では、学力の高さは将来の選択肢に大きく関わります。一方で、学校で習ったことがそのまま役立つことは限られるかもしれません。ですが人生を豊かなものにするため、知能や感性を自ら育み、修養を積むのに、基礎学力や学力を高めるために工夫した経験は礎となるはずです。どの地域に生まれても、学習する楽しさを学習できる社会であってほしいものです。

 

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