中国株と共産党大会の関係…党大会の年の勝率は高い!今年のカギは?【専門家が解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するデイリーマーケットレポートを転載したものです。

今年の中国株は軟調推移

■中国株は今年に入り、上海総合指数が4月下旬に2020年5月以来の安値水準を付けるなど、軟調な展開となっています。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め加速観測を背景にリスク回避の動きが世界的に広がるなか、中国政府のゼロコロナ政策により上海市などの一部地域で都市封鎖(ロックダウン)が行われ、中国景気の先行きが懸念されているためとみられます。

 

(注)データは2020年1月1日~2022年5月11日。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
上海総合指数 (注)データは2020年1月1日~2022年5月11日。
(出所)Bloombergのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

党大会の年の中国株は概ね上昇

■今年は5年に一度の共産党大会が開かれる年です。1992年以降2021年まで過去30年の上海総合指数の年間騰落率をみると、年平均は+17%で、プラスは17回、マイナスは13回でした。このうち、党大会の行われた過去6回の年平均は+48%で、ITバブル崩壊後の2002年を除き、5回はプラスのリターンとなっています。過去の実績からは、積極的に景気刺激策が打ち出される党大会開催の年の勝率は高く、年後半に株価が切り返す可能性も否定できません。

 

(注)データは1992年~2017年。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
党大会の年の騰落率 (注)データは1992年~2017年。
(出所)Bloombergのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

ゼロコロナ政策の成否がカギ

■上海総合指数は5月に入り、中国当局の政策期待から小幅に反発しています。中国政府は3月に開かれた全人代で2022年の経済成長率目標を「5.5%前後」と、市場予想よりも高めの目標を掲げており、秋の党大会をにらみ政策を総動員して景気を浮揚させ、3期目入りをめざす習近平総書記の支持固めを行うと考えられます。このため年後半に景気は持ち直すと想定しています。ただし、党大会を前に、政策の失敗を容認できない習政権は、景気への悪影響が大きいゼロコロナ政策を堅持しています。習政権の威信を懸けたゼロコロナ政策の成否が中国株反転のカギを握りそうです。

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『中国株と共産党大会の関係…党大会の年の勝率は高い!今年のカギは?【専門家が解説】』を参照)。

 

関連マーケットレポート

2022年4月19日 中国の1-3月期GDP成長率は4.8%

2022年4月12日 中国株ADRは市場支援策への期待で反発

 

投資情報グループは、運用や調査経験豊富なプロフェッショナルを擁し、経済や金融市場について運用会社ならではの情報発信を行っています。幅広い投資家に良質な情報を伝えるべく、年間で約800本の金融市場・経済レポートの発行の他、YouTube等の動画、Twitterでの情報発信を行っています。

著者紹介

連載【デイリー】マーケットレポート/三井住友DSアセットマネジメント

【ご注意】
●当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
●当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、三井住友DSアセットマネジメント、幻冬舎グループは責任を負いません。
●当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
●当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
●当資料は三井住友DSアセットマネジメントが信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
●当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
●当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

登録していただいた方の中から
毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
TOPへ