(※写真はイメージです/PIXTA)

三井住友DSアセットマネジメント株式会社が、2022年3月28日~4月8日のオーストラリア市場について振り返ります。※本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するマーケットレポートを転載したものです。

為替

ここ2週間の豪ドルの対円レートは、上昇しました。4月5日に豪州準備銀行(RBA)の金融政策決定会合が開かれ、声明文で豪州景気の底堅さや良好な雇用環境、物価の上昇見込みなどが示されました。また、前回の会合まで金融引き締めに「忍耐強く」取り組むとされていた文言が削除されたことにより、RBAの利上げが従来の予測よりも前倒しになるとの見方が強まり、豪ドルは一時94円を超えて上昇しました。しかし、その後は国際エネルギー機関(IEA)とその加盟国が石油備蓄の放出を決定し、原油価格が下落したことなどから、資源国通貨の豪ドルの上値は抑えられました。

 

(注)左グラフは2021年4月8日~2022年4月8日、右グラフは2022年3月25日~2022年4月8日。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)左グラフは2021年4月8日~2022年4月8日、右グラフは2022年3月25日~2022年4月8日。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

金利

ここ2週間の豪州3年国債利回りは、大幅に上昇しました。5日のRBAの金融政策決定会合の声明文では、豪州の物価は今後数四半期にわたってさらに上昇するとの見方が示された他、前回の会合まで金融引き締めに「忍耐強く」取り組むとされていた文言が削除されました。これらのことから、RBAの利上げが従来の予測よりも前倒しになるとの期待が高まり、豪州3年国債利回りは上昇(債券価格は下落)しました。

 

 (注)左グラフは2021年4月8日~2022年4月8日、右グラフは2022年3月25日~2022年4月8日。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

(注)左グラフは2021年4月8日~2022年4月8日、右グラフは2022年3月25日~2022年4月8日。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2022年3月28日~4月8日のオーストラリアマーケット動向』を参照)。

 

(2022年4月11日)

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