(※画像はイメージです/PIXTA)

「グループホームを建てて運営事業者に貸す」ビジネスを展開する企業が、蓄積したノウハウを活用し、自ら障がい者福祉施設の開設実現を目指すことになりました。ここでは、収益のカギを握る「サービス管理責任者」の役割と概要を中心に見ていきます。

着工の事前準備…ときに「事務方」の出番があることも

着工の段取りの実務は設計や建築の部署で行いますが、事務方が行うこともあります。その一つが道路工事の承認を得ることです。建築物の建築には否応なく民有地と道路の間を車両が出入りするための出入り口の工事が必要になります。

 

この工事を「乗り入れ工事」といい、工事をする人(事業者)は国、県、市町村などの道路管理者に対して、道路工事施行承認申請(乗り入れ工事申請)を行って承認を得なければなりません。

 

また排水を流すための水路をどうするか、排水計画を立てて土地改良区の用水管理組合にうかがいを立てる必要があります。

 

用水管理組合というのは行政から委託された民間の団体なので、そこの代表である地区委員長にこちらの計画を確認してもらい、問題がなければ押印してもらいます。

 

次回は、町内会への挨拶や、住民説明会について解説します。

 

 

 

岩崎 弥一
アルカスコーポレーション株式会社 代表取締役
南砺市商工会 副会長

 

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