なぜ「ロシア」は西側諸国の追加制裁にも強気でいられるのか?

なぜ「ロシア」は西側諸国の追加制裁にも強気でいられるのか?
(※写真はイメージです/PIXTA)

まさか、本当に侵攻するとは……どこか楽観的に捉えていた感もあったウクライナ問題。ロシアが全面的に侵攻を開始し、世界に緊張が走っています。西側諸国は追加制裁を検討していますが、それでもロシアは強気の態度を崩しません。なぜなのでしょうか。考えてみましょう。

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    ロシア全面侵攻で市場は混乱

    24日、ロシアがウクライナに全面侵攻を開始し、ロシア、ウクライナ双方で犠牲者がでています。

     

    ウクライナは、米英独仏など北大西洋条約機構(NATO)とロシアを中心に構成される独立国家共同体(CIS)の間に位置することから、ロシアとしてはどうしてもウクライナのNATO加盟を阻止したい考え。そこに原油や液化天然ガスなどの資源問題も絡み、問題は世界規模に拡大しています。

     

    このような状況を受け、市場も混乱。日経平均株価は2万6000円の大台を割り込みました。これは2020年11月以来、実に1年3ヵ月ぶりのこと。情勢がさらに緊迫していることから、市場は敏感に反応する状態はしばらく続くとみられています。

    ランキングに見る資源大国、ロシアの存在感

    アメリカやヨーロッパ諸国は、追加の経済制裁を検討していますが、その効果には疑問の声も。ロシアは石油の輸出では世界2位、天然ガスでは1位を誇ります。西側諸国がロシアからの輸入を禁止にすれば大きな打撃を受けるでしょうが、ただヨーロッパ諸国はエネルギーをロシアに依存しているため、そのような制裁は行われない、というのが大方の見方です。

     

    【世界「石油輸出」ベスト10】

    1位「サウジアラビア」734万バレル

    2位「ロシア」519万バレル

    3位「イラク」397万バレル

    4位「カナダ」317万バレル

    5位「アラブ首長国連邦」2,42万バレル

    6位「イラン」223万バレル

    7位「米国」204万バレル

    8位「ナイジェリア」188万バレル

    9位「クウェート」183万バレル

    10位「カザフスタン」153万バレル

     

    【世界「天然ガス」ベスト10】

    1位「ロシア」256,305百万㎥

    2位「米国」131,852百万㎥

    3位「カタール」126,750百㎥

    4位「ノルウェー」110,144百㎥

    5位「オーストラリア」100,460百㎥

    6位「カナダ」76,094百万㎥

    7位「オランダ」42,828百万㎥

    8位「アルジェリア」42,667百万㎥

    9位「トルクメニスタン」38,224百万㎥

    10位「マレーシア」35,979百万㎥

     

    出所:米国エネルギー情報局

     

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