ASEAN10ヵ国…「名目GDP」高成長率をみせる国の投資環境

低成長が続く日本。この国だけでは資産は目減りするだけだと、海外を視野に入れる投資家が増えています。なかでも注目されているのがアセアン諸国。高い経済成長率と日本からも近いという地理的要因もあり、多くの日本人投資家から人気を集めているのです。ただ「アセアン」といっても国によって成長率には大きな差があります。みていきましょう。

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アセアン諸国…経済成長の歩み

 

海外を視野に入れた資産分散を考えるうえで、方向性は大きく2つ。先進国か、それとも新興国か。その違いを簡単にいえば、「先進国であれば、政情も安定し、不安は少ないが、その分、大きなリターンは期待はできない。一方、新興国の場合、リターンは期待できるが、その分、政情の不安定さなどから、当然リスクも大きい」といったところでしょうか。

 

ハイリターンに魅力を感じて新興国に注目、とはいえ、できるだけリスクは下げたい……そんな投資家の間で注目を集めたのがアセアン諸国です。地理的にも近く、観光などでも来訪したことのある人も多いでしょう。そのような点も、日本人投資家から注目を集めた理由でしょう。

 

アセアン、と一括りにいっても、加盟国は、タイ、フィリピン、マレーシア、インドネシア、シンガポール、ブルネイ、ベトナム、ラオス、ミャンマー、カンボジアの10ヵ国。日本との結びつきは昔から強く、1977年、マレーシア・クアラルンプールで開催されたASEAN首脳会議において、日本が「ASEAN+1」として参加したころから、友好関係にあります。

 

アセアン諸国が注目されるようになったのは、やはり経済成長力。安価な労働力が注目され、2000年代以降、外資の参入が相次ぎました。それに伴い国は豊かになり、市場としても注目を集めるようになったのです。

 

2020年、1人当たり名目GDPを比較すると、シンガポール、ブルネイ、マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナム、フィリピン、ラオス、カンボジア、ミャンマーの順。その成長率でみてみると、対2000年で比較した時、最も成長率が高いのはミャンマー、対2010年で最も高いのはラオス、そして対2015年で最も高いのはベトナムとなっています。

 

【アセアン諸国と日本の「1人当たり名目GDP」の上昇率】

■シンガポール
468.5%/250.7%/126.6%/107.5%

■ブルネイ
169.5%/127.5%/73.5%/83.1%

■マレーシア
395.6%/235.3%/113.1%/105.9%

■タイ
459.6%/358.7%/141.7%/123.1%

■インドネシア
508.7%/450.8%/123.4%/116.4%

■ベトナム
2887.7%/706.0%/216.4%/136.4%

■フィリピン
400.8%/305.7%/148.5%/109.3%

■ラオス
624.9%/800.9%/215.4%/121.4%

■カンボジア
1607.0%/535.7%/203.9%/133.6%

■ミャンマー
ー/898.2%/197.0%/124.8%

■日本
154.8%/102.3%/88.8%/114.5%

 

出所:IMF
※数値左より2020年1人当たり名目GDPに対し、対1990年成長率、対2000年成長率、対2010年成長率、対2015年成長率

 

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連載資産防衛のための投資手法研究

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