「ほこりは減り、結露はなくなる」ワケ
ほこりが減るもう一つの理由には、「気密・断熱性能にこだわる工務店は、自然素材の建材にこだわる会社が多いこと」が関係します。
室内の仕上げ材をビニールクロスにすると、壁が静電気を帯び、ほこりを吸い寄せて、そこに湿気などが合わさりべたついて固まります。これが床にぽろっと落ちるので、ほこりが目立ちます。
室内の仕上げをビニールクロスなどの工業製品ではなく、漆喰等の自然素材にすると、静電気が減るためにほこりが減るのです。
⑤結露がなくなるので、拭く手間がない
高気密・高断熱住宅では、普通の暮らしをしていれば、結露が生じることはありません。結露は、居住者の健康・家の耐久性にとても悪い影響を及ぼします。
そして結露を拭く手間がなくなることで、その分、家事負担の軽減になります。
その他、「冬の風呂掃除が寒くない」「季節ごとの物の入れ替えの多くが不要になる」「洗濯物が室内干しでも臭くならずすぐに乾く」等、数々のメリットがあり、トータルでとても家事が楽になるのです。
高橋 彰
住まいるサポート株式会社 代表取締役