デザインだけでなく設備面も充実していることが多い
周辺物件との競争力がデザイナーズマンションにある理由は他にもあります。外観や住空間といった部分以外での「付加価値の多さ」です。
デザイナーズマンションも物件によって違いがあり、一概にはいえないのですが、一般的にデザイナーズマンションには通常のマンションには見られないサービスや設備が整っていることが多くなっています。
たとえば、マンションで安心して生活するためには、充実したセキュリティ設備が欠かせません。筆者の会社であるヴェリタス・インベストメントのデザイナーズマンションでは、エントランスやエレベーターの他に自転車置き場や駐車場にも防犯カメラを設置しています。
また、エントランスは非接触型のエントランスキーがないと開かないようになっており、不審者の侵入を防いでいますし、警備会社との契約でオンライン警備を導入し、緊急時には警備員がマンションに急行するようになっています。
「カーシェアリング」を導入しているマンションも
「車は買うもの」だった以前とは異なり、現在、ワンルームマンションに居住している20代、30代の若い世代は「車は借りるもの」という志向になっています。こうしたニーズに応えるため、ヴェリタス・インベストメントのデザイナーズマンションでは、カーシェアリングのサービスを行っているところもあります。
車を購入する費用の他に、東京都心部では駐車場代も高く、ガソリン代、税金などを含めてかなりの維持費がかかります。レンタカーではなく、マンションの1階に降りれば自分が使える車があるカーシェアリングを利用すれば、経済的かつスマートに車を使うことができます。
住空間が充実しているだけでなく、このように多くの付加価値がついていることが、周辺物件との競争力をデザイナーズマンションにもたらしているのです。