良好なファンダメンタルズを背景に3万円回復は近い【ストラテジーレポート】 (※写真はイメージです/PIXTA)

本記事は、マネックス証券株式会社が2021年11月24日に公開したレポートを転載したものです。

【関連記事】株式に弱気になる状況ではない【ストラテジーレポート】

 

【本記事のポイント】
・日経平均は 10月初旬につけたボトムから右肩上がりの基調を継続
・日経平均の予想EPSをPER14倍で評価しても日経平均株価は3万2000円
・日本株は明らかに割安、投資環境は相対的にも良好、3万円は通過点

上半期決算発表…純利益は過去最高、日本企業に追い風

出所:QUICKデータよりマネックス証券作成
[図表]日経平均(オレンジ)と日経平均予想EPS(青) 出所:QUICKデータよりマネックス証券作成

 

前回の記事(【関連記事】株式に弱気になる状況ではない【ストラテジーレポート】)で日経平均と予想EPSのグラフを掲示し、SBG(9984)の大幅下方修正でEPSが下方に大きく屈折した形を見せたが、その後のフォローアップをしておこう。

 

その後、日経平均のEPSは再び増加傾向にあり、先週末時点で2,090円弱まで戻った。銀行や損保の上方修正が寄与したと思われる。

 

これを受けて日経平均株価も上値が重いながらも持ち直している。チャートの通り、10月初旬につけたボトムから右肩上がりと見て取れるだろう。

 

さて、今年度上半期の決算発表が出そろった。日本経済新聞社の集計によれば上場企業の純利益の合計額は前年同期の2倍となり、同期間で過去最高を更新した。通期では48%増となる見通しだ。

 

一方、TOPIXの今期予想EPSはいまだに36%増益のままで、直近の決算発表における企業側見通しの上方修正を反映していない。従って今後はこの好業績を追いかける格好で徐々に織り込みが進み、株式相場は堅調に推移するだろう。

日本株は他国と比べて明らかに「割安」

日経平均を構成するのはわずか225銘柄だから、上場企業全体の数値とは完全には一致しないものの、それでも日経平均構成銘柄は時価総額で市場全体の8割をカバーする。

 

従って日経平均のEPSも今年度通期では5割弱の増益になると仮定すれば2,300円強となる。上述の通り、今は2,090円程度だから、ここから10%上方修正余地がある。

 

その予想EPSをPER14倍で評価しても日経平均株価は3万2000円を超える計算だ。予想業績から見て日本株は明らかに割安である。コロナ感染は海外では再拡大しているが日本は抑制されている。

 

グローバルなリスク回避の観点からも日本株への資金シフトが起きてもおかしくない。原油等エネルギー価格の一服もコスト増が懸念されていた日本企業の業績面での追い風だ。日本株の投資環境は相対的にも良好である。

 

大型の経済対策も決定され、これから年末にかけて日経平均はいよいよ3万円台回復が視野に入ると思われる。無論、3万円は通過点で上値はさらにある。

 

 

広木 隆

マネックス証券株式会社

チーフ・ストラテジスト 執行役員

 

 

【勉強会/相談会情報】 

 

少人数制勉強会】30代・40代から始める不動産を活用した資産形成勉強会

 

【医師限定】医師だけしか買えない「不動産投資物件」ご紹介WEBセミナー(※数量限定/参加特典付)

 

【対話型セミナー/複数日】会社員必見!副収入を得るために何をすべきか?

 

【40代会社員オススメ】新築ワンルームマンション投資相談会

マネックス証券株式会社 チーフ・ストラテジスト

上智大学外国語学部卒。神戸大学大学院・経済学研究科後期博士課程修了。博士(経済学)。マーケットに携わって30年超、うちバイサイドの経験が20年。国内銀行系投資顧
問、外資系運用会社、ヘッジファンドなど様々な運用機関でファンドマネージャー等を歴任。
2010年より現職。青山学院大学大学院・国際マネジメント研究科(MBA)非常勤講師。
テレビ東京「ニュースモーニングサテライト」、BSテレビ東京「日経プラス9」等のレギュラーコメンテーターを務めるなどメディアへの出演も多数。

マネクリサイトはコチラ
転載元ページはコチラ

著者紹介

連載【広木隆・チーフストラテジスト】ストラテジーレポート/マネックス証券株式会社

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

登録していただいた方の中から
毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
会員向けセミナーの一覧