本記事のポイント
〇日経平均4万円回復はありえるが、その先はそのほかの条件次第
トランプ・トレード一巡後の日本株相場、膠着の理由
トランプ・トレードも一巡した感がある。当然だろう。前回記事で指摘したとおり、初動の反応は条件反射のようなもので、トランプの政策に沿ったシナリオに賭けるなら、その政策の実効性を見極める必要があるからだ。
目下のところ日本株相場は膠着状態にある。下値では押し目買いも見られるが、上値が重い。ドル円相場が156円台の円安水準に振れても上値が重い。これは主に、以下の理由によると考えられる。
1)日米の大きな選挙、FOMC(米連邦公開市場委員会)などのビッグイベントを通過した材料出尽くし感
2)トランプ政策の負の影響(関税など)への懸念
3)日銀の12月利上げに対する警戒感
4)日本企業の4-9月期決算での業績頭打ち感
ここでは4)について取り上げる。図表1は日経平均と日経平均構成銘柄の今期予想EPS(1株当たり利益)の推移を示したものだ(予想EPSは日本経済新聞社予想)。EPSは10月15日の2,500円超をピークに右肩下がりとなっている。
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